ID:43092

春期特別展

Special Spring Exhibit

名所江戸百景展 The Famous Places of Edo as Seen through Hiroshige's Eyes: One Hundred Famous Views of Edo

―広重が見た江戸の名所―

会場

那珂川町馬頭広重美術館

BATO-MACHI HIROSHIGE MUSEUM

会期

前期:平成26年4月18日(金)~平成26年5月18日(日)
後期:平成26年5月23日(金)~平成26年6月22日(日)

前期:平成26年4月18日(金)~平成26年5月18日(日)
後期:平成26年5月23日(金)~平成26年6月22日(日)

展覧会概要

春期特別展 名所江戸百景展 メイショエドヒャッケイテン ―広重が見た江戸の名所―

Special Spring Exhibit The Famous Places of Edo as Seen through Hiroshige's Eyes: One Hundred Famous Views of Edo

浮世絵師歌川広重(1797~1858)が60歳よりはじめた新しい企画です。江戸の名所を全て網羅する意気込みで制作がはじまりましたが、広重は2年後の62歳、118図制作したところで亡くなります。版元の魚屋栄吉は切りの良い120図でこの企画を終了させます。残り2図の内二代広重が「赤坂桐畑雨中夕けい」を制作して、もう1図は梅素亭玄魚がデザインした作品を春夏秋冬に分類した目録です。(さらに1図付け加えた画帖には広重の死絵が加えられている)しかし広重が考えていた江戸の全ての名所を網羅するまでにはいたりませんでした。作品の出版許可印は安政3年(1856)2月改印からはじまり安政6年(1859)4月改印で終わる、出版許可印は全部で21種捺され、ほぼ3年間で終了しています。梅素亭玄魚が選択した四季は春42点、夏31点、秋26点、冬20点で構成されています。この作品に対する広重の意欲は強く、竪の構図に大胆に省略した画面構成やバランスを極限まで壊した構図、極端な近景拡大型構図、自由な色彩法など様々な技法に挑戦しています。
今回の展覧会は、安政江戸大地震から1年後に制作がはじまった揃物で広重の代表作です。江戸の名所を余すところなく描こうとした広重の意欲作です。広重は地震の傷跡など全く描きませんでした。江戸の都市が復興する過程より、復興した江戸の町を描きたかったのでしょう。再生した江戸の街並みを広重の作品でお楽しみ下さい。

主催者
那珂川町馬頭広重美術館
休催日
前期4月21日、5月7日・12日・(展示替え5月19日から22日)
後期5月26日、6月2日・9日・16日
開催時間
午前9時30分 ~ 午後5時
但し入館は4時30分まで
観覧料
大人 700円(630円)
高大生 400円(360円)
※( )は20名以上の団体料金。
※中学生以下は無料。
※障がい者手帳等をお持ちの方・付き添1名は半額。

毎月第3日曜日は家庭の日 中学生以下のお子様をお連れのご家族は観覧料が無料になります。

イベント情報

■ミュージアムトーク(展示解説) /前期:4月19日(土) 後期:5月24日(土) 午後1時30分~ 当館学芸員 ※要観覧料

■記念講演会/6月14日(土) 午後1時30分~ 当館視聴覚室 講師:当館館長 市川信也
演題「名所江戸百景の見所」
※参加無料(先着50名)
※要観覧料

会場情報

那珂川町馬頭広重美術館 ナカガワマチバトウヒロシゲビジュツカン

BATO-MACHI HIROSHIGE MUSEUM

会場住所
〒324-0613
那須郡那珂川町馬頭116-9
ホームページ
http://www.hiroshige.bato.tochigi.jp/batou/hp/index.html
更新日:2014年6月3日
登録日:2014年6月3日