ID:4297

初夏展

会場

鎌倉大谷記念美術館

Kamakura Otani Memorial Art Museum

会期

2002年6月11日~8月31日

展覧会概要

初夏展 ショカテン

洋画は、“色彩の魔術師”と賞賛されるデュフィのコレクションより“海”“競馬”をテーマにした作品を中心に展示致します。
海のシリーズからは「ドーヴィルのレガッタのあと」「クロード・ロランに捧ぐ」「ニース」等の光溢れる様々な海の色に代表される“デュフィの青”を御堪能下さい。
競馬シリーズの「パドック」「ドーヴィルの競馬」「三人の騎手」では、眩い初夏の日差しの下に繰り広げられる鮮やかで爽快な緑が、初夏にふさわしい展示となっております。
初公開作品「星空」は洒脱なエスプリに満ちたディフィ晩年の名品で、空の無限の広がりを思わせる透明な青は、様々な諧調を成し、星々の囁きも聞こえて参ります。
デュフィの作品では他に、明るい南仏の陽光に迸る水しぶきを描いた「アヴィニョンの噴水」、久々の登場となる「黄色いコンソール」等を御鑑賞頂きます。
その他、照りつける太陽を感じさせるボナール「散歩する二人の婦人」、女性のアンニュイな雰囲気がパスキンらしい「座る女」等を展示致します。

日本画は、馥郁たる香りの漂うような桃を描いた堅山南風の初公開作品「翠桃栖禽」、夏の生命力溢れる速水御舟「唐もろこし」、早朝の涼気の爽やかさを感じさせる奥村土牛「朝顔」、しめやかな霖雨に瑞々しい紫陽花を描いた小林古径「八仙花」等々、初夏の情感漂う名品の数々を展示致します。

工芸は、岩田藤七・久利父子の作品を展示致します。藤七の「曼珠」は創始者故大谷米太郎翁逝去を追悼し、藤七本人より送られた作品です。久利の「孔雀紋様ガラス花器」と併せて御鑑賞下さい。

万緑と蒼海に抱かれた鎌倉の初夏に、東西の風情溢れる作品をお楽しみ下さい。

主催者
鎌倉大谷記念美術館
休催日
日、月曜日(祝日は開館)、但し月曜日が祝日の場合は開館し翌火曜日が休館
観覧料
大人 700円
大高生 500円
小中生 300円
展覧会ホームページ
http://www.komam.co.jp*公開は終了しています

会場情報

鎌倉大谷記念美術館 カマクラオオタニキネンビジュツカン

Kamakura Otani Memorial Art Museum

会場住所
〒248-0017
鎌倉市佐助1-1-20
更新日:2018年2月20日
登録日:2018年2月20日