ID:42885
ノスタルジー&ファンタジー Nostalgia AND Fantasy
現代美術の想像力とその源泉
IMAGINATION AND ITS ORIGINS IN CONTEMPORARY ART
会場
国立国際美術館
THE NATIONAL MUSEUM OF ART, OSAKA
会期
2014年5月27日(火)―9月15日(月・祝)
展覧会概要
ノスタルジー&ファンタジー ノスタルジー&ファンタジー 現代美術の想像力とその源泉
Nostalgia AND Fantasy IMAGINATION AND ITS ORIGINS IN CONTEMPORARY ART
日本の現代美術家10組による「ノスタルジー&ファンタジー 現代美術の想像力とその源泉」展を開催します。
ノスタルジーとは郷愁のことです。生まれ育った故郷を懐かしんだり、古き良き時代を思い返したりする切ない心情を表します。思い出の中の風景は、その時の自身の感情に影響され、時には現実から離れ、空想の世界へと飛躍していったりするものです。この空想の世界をファンタジーと呼ぶことができるでしょう。ノスタルジーとファンタジーは、ともに私たちの誰もが抱く心のありようといえるのです。
芸術家もまた例外ではありません。彼らの創作活動の多くにファンタジーの世界が広がっており、そのファンタジーの源泉が、ノスタルジックなイメージから紡ぎ出されることもあるのです。
本展では、現代アートの重要な創作源として、この二つのキーワードに注目します。その際、そもそも創作自体がファンタジーではないのかという考え方もあるでしょう。ファンタジーとは人間の想像力そのものともいえるからです。したがって、本展では、ノスタルジーに固執する人間の意識の本性と向き合いながら、それを独自のイメージの世界へと昇華させた作品を取り上げたいと考えます。
一方で、彼らの作品が見るものを惹きつけるのは、現代を生きる私たちもまた、こうした心情を共有しており、それは時代の風潮というふうにも考えられるのではないでしょうか。未知の表現を目指す現代アートと、過去を指向するノスタルジーという心情は、まるで反対向きに思われますが、現代という時代は、この二つを結びつけているようにも思われます。
本展で紹介する、世代も作風も異なる作家たちの個性的な表現活動は、一見、脈絡のない個人的領域に属するものに見えますが、ノスタルジーとファンタジーという視点を設定するとき、それらに共通する一つの世界像が見えてくることでしょう。
- 主催者
- 国立国際美術館
- 協賛・協力等
- [協賛]公益財団法人ダイキン工業現代美術振興財団
[特別協力]パナソニック株式会社エコソリューションズ社、JATOジャトー株式会社、株式会社レイテック、京都造形芸術大学ウルトラファクトリー、智頭石油株式会社 - 休催日
- 毎週月曜日、ただし7月21日(月・祝)、8月11日(月)、9月15日(月・祝)は開館、7月22日(火)は休館
- 開催時間
- 10:00 ~ 17:00
- 毎週金曜日は19:00(入場は閉館の30分前まで)
- 観覧料
- 一般 900円(600円)、大学生 500円(250円)
- *( )内は20名以上の団体料金*高校生以下並びに18歳未満、65歳以上、心身に障害のある方及びその付添者1名は無料(証明できるもののご提示をお願いいたします)*本料金で「コレクション1」もご覧いただけます。
イベント情報
アーティスト連続トークショー『現代美術とノスタルジー 最先端の試みをめぐって』
第1回
6月7日(土)
「郷愁を拾い集める」
ゲスト
淀川テクニック
第2回
7月5日(土)
「僕らが見る世界の風景」
ゲスト
小西紀行×小橋陽介×山本桂輔
第3回
8月2日(土)
「技法が生み出す小宇宙」
ゲスト
須藤由希子×橋爪彩
第4回
9月6日(土)
「彫り出されたイメージの形」
ゲスト
棚田康司
[会場]国立国際美術館 地下1階講堂 [時間]14:00から [定員]130名 *参加無料。当日10:00より整理券を配布します。
担当学芸員によるギャラリー・トーク
[日時]6月21日(土)、8月16日(土) 両日とも14:00から
[会場]国立国際美術館 地下3階展示室
*先着90名、無料(要観覧券)。当日13:30から聴講用ワイヤレス受信機を貸し出します。
会場情報
国立国際美術館 コクリツコクサイビジュツカン
THE NATIONAL MUSEUM OF ART, OSAKA
- 会場住所
-
〒530-0005
大阪市北区中之島4-2-55 - ホームページ
- http://www.nmao.go.jp/
登録日:2014年5月13日