ID:42806

開館30周年記念企画

30th anniversary exhibition:

現代陶芸 笹山忠保展 SASAYAMA TADAYASU:

―反骨と才気の成せる造形―

Retrospective / Contemporary & Primitive, Ceramic Art

会場

滋賀県立近代美術館

THE MUSEUM OF MODERN ART.SHIGA

会期

平成26年4月26日[土]―6月29日[日]

展覧会概要

開館30周年記念企画 現代陶芸 笹山忠保展 ゲンダイトウゲイ ササヤマタダヤステン ―反骨と才気の成せる造形―

30th anniversary exhibition: SASAYAMA TADAYASU: Retrospective / Contemporary & Primitive, Ceramic Art

「信楽焼:SHIGARAKIYAKI」といえば滋賀県の生み出す地場産業製品の代表格で、その知名度は高く、国内はもちろん広く海外にも認められています。長らく伝統的な生活用品を生産してきた信楽は、戦後になって新たに造形的な要素を追い求めた陶芸作品も制作されるようになりました。
1939年、伝統陶芸の産地である信楽に生まれた笹山忠保は、若い頃から常に新しい感覚による造形やデザインを求め、流れの先端を切り拓くかのように現代的な陶による造形作品の制作を果敢に続けてきました。1960年代初め、岡本太郎による東京オリンピック競技場の陶壁製作への参加に始まり、サム・フランシス、ロバート・ラウシェンバーグなどアメリカ現代美術作家との信楽での交流、八木一夫らが創設した前衛陶芸グループ「走泥社」への参加、さらには造形作家のイサム・ノグチとの出会いなど、著名な芸術家との交流を通して生み出された笹山の現代的な作品の数々は新鮮で不思議な魅力にあふれています。
当館では開館30周年記念企画として「現代陶芸 笹山忠保展 ―反骨と才気の成せる造形―」を開催します。本展は笹山がこれまで歩んできた作家としての道を検証し、現代陶芸の世界や地元信楽へ与えた影響を作品と共に探り、1960年代から最新作まで笹山が創作し続けた現代陶芸作品約100点を展示紹介するものです。
開館30年を経た今、この企画をきっかけに当館で開催してきた多くの現代美術の企画展を総括し、これからの滋賀県立近代美術館が担うべき役割を展望できれば幸いです。

主催者
笹山忠保展実行委員会[滋賀県立近代美術館、京都新聞、BBCびわ湖放送、公益財団法人秀明文化財団]
協賛・協力等
◎後援:滋賀県教育委員会、甲賀市 ◎助成:(一財)地域創造
◎協賛:株式会社大塚製薬工場 ◎協賛企業:株式会社精土、株式会社釉陶
休催日
毎週月曜日(ただし5月5日[月・祝]は開館し、5月7日[水]は休館)
開催時間
9時30分 ~ 17時
入場は16時30分まで
観覧料
(常設展示室を含む)
一般 1,000円(800円)、高大生 650円(500円)、小中生 450円(350円)
( )内は20名以上の団体料金および前売り料金
展覧会ホームページ
http://www.shiga-kinbi.jp/?p=17908

イベント情報

◎記念シンポジウム
「現代陶芸を語る」 | 5月11日[日] 14時00分から講堂にて
小林陸一郎 (美術家)×吉村良夫 (美術評論家)×中村錦平 (美術家)×笹山忠保

◎公開制作
“田島征彦・笹山忠保ペインティング・パフォーマンス・in・滋賀近美”
5月18日[日] 14時00分から美術館ギャラリーにて開催(無料)
田島征彦(美術家)による笹山忠保の陶作品へのペインティング制作

◎子ども対象イベント
「10トンの粘土で遊びましょう!!」
6月1日[日] 10時00分─15時30分 | 参加費無料(要観覧券) | 会場:ギャラリー
対象:幼稚園児、小学生あわせて50人の参加者を事前申込受付します。
*往復ハガキまたはインターネットによる申込み制
(申込み締切り 5月20日[火]必着、申込み多数の場合は抽選)

◎たいけんびじゅつかん
子どもと保護者を対象にした講座、日時未定
「土からボールを生み出そう!―やきものづくりと絵付け体験―」
講師:笹山忠保 | 対象:小中学生とその保護者 | 定員:15家族
*詳細については当館へお尋ねいただくか、ホームページをご覧ください。

会場情報

滋賀県立近代美術館 シガケンリツキンダイビジュツカン

THE MUSEUM OF MODERN ART.SHIGA

会場住所
〒520-2122
大津市瀬田南大萱町1740-1
ホームページ
http://www.shiga-kinbi.jp/
更新日:2014年5月7日
登録日:2014年5月7日