ID:42720

2014館蔵品展
画家の見つめた戦中・戦後展

焼け跡と絵筆

特別展示 深井隆

会場

板橋区立美術館

ITABASHI ART MUSEUM

会期

2014年4月12日[土]→6月15日[日]

展覧会概要

2014館蔵品展
画家の見つめた戦中・戦後展
焼け跡と絵筆 ヤケアトトエフデ

板橋区立美術館では、開館以来、昭和の前衛絵画作品の収集、研究、展示を行ってきました。「池袋モンパルナス」と呼ばれる地域に暮らした、井上長三郎、寺田政明らは、戦後板橋に移り住んだこともあり、その中心となっています。昨年の館蔵品展では「日本近代前衛絵画史―激動の時代・画家のまなざし」と題して1910年代から40年代の作品をご紹介しました。この時期に日本では、ダダイスム、フォービスム、シュルレアリスムといった海外の新興美術に影響を受けた作品や、ロシアのリアリズム絵画に影響を受け、プロレタリア運動と共に弾圧を受けたプロレタリア美術などが発表されています。今回は、「焼け跡と絵筆―画家の見つめた戦中・戦後展」と題し、戦中から戦後の混乱期の絵画をいくつかのテーマに分けてご紹介します。戦争が激化し、絵画の発表も自由に行うことが難しくなり始めた頃の前衛絵画作品、戦中に発表された作品、戦後の焼け跡を描いた作品、人体を描いた作品や、戦後世代の画家たちによる新しい絵画、社会問題を告発するルポルタージュ絵画まで、幅広い関心と技法による作品をまとめてご紹介いたします。また、昨年度新たに寄贈を受けた田中佐一郎が焼け跡を描いた《池袋》、1930年代中頃にシュルレアリスムや抽象芸術に影響を受けて制作をした、永井東三郎の《海辺》《作品B》や関連資料も展示いたします。
また、今回は深井隆の木彫作品を特別展示いたします。板橋区在住で、国内外で作品を発表している深井の彫刻は、ソファーや翼、馬などをモチーフに、観念的な空間を創りあげています。木彫の造形の美、質感をお楽しみください。

休催日
月曜日(ただし、5月5日[祝]は開館し、7日は休館)
開催時間
9時30分 ~ 17時
入館は16時30分まで
観覧料
観覧無料
展覧会ホームページ
http://www.itabashiartmuseum.jp/main/exhibition/ex140412.html

イベント情報

ギャラリートーク
担当学芸員が展示室を参加者と一緒にめぐりながら作品や作家についてお話いたします。
日程=4月13日、5月4日、6月15日
いずれも日曜日、午後2時より60分程度、参加無料、当日直接2階展示室へお越しください。

記念講演会
5月24日[土]
深井隆 (特別展示作家、東京藝術大学美術学部教授)
part Ⅰ「簡単日本彫刻史―木彫を中心に―」14:00~14:45、当館1階講義室にて、先着100名。
part Ⅱ「自作を語る―深井隆の彫刻―」15:00~15:45、当館2階展示室にて。
参加無料、当日直接会場へお越しください。

会場情報

板橋区立美術館 イタバシクリツビジュツカン

ITABASHI ART MUSEUM

会場住所
〒175-0092
板橋区赤塚5-34-27
ホームページ
https://www.city.itabashi.tokyo.jp/artmuseum/
問い合わせ先
テレフォンサービス 03-3977-1000
更新日:2014年4月22日
登録日:2014年4月22日