「視覚の魔術師―エッシャー展」

「視覚の魔術師―エッシャー展」 シカクノマジュツシエッシャーテン

永遠に流れ続ける滝や、いつのまにか魚にかわる鳥といった“トロンプ・ルイユ(だまし絵)”などで私たちを不思議の世界へ誘う、モーリッツ・コルネリス・エッシャー(1898-1972)は、日本でも人気の高い版画家です。オランダに生まれた彼は、建築家を志して建築装飾美術学校に学びましたが、恩師にグラフィック・アートの才能を見出され、卓越した版画技術を習得します。その後、イタリアやスペインの旅先で出会った風景や建物、特にアルハンブラ宮殿のモザイクなどに強いインスピレーションを受け、独特の幾何学模様、建築物を使っただまし絵など、空間、時間、距離を凝縮させた平面における三次元の世界を版面に表現するようになります。その特異な作風は長い間、美術界から異端視されていましたが、数学者などが高度な画面構成に注目し、次いで若者を中心に人気が高まり、世界的にも揺るぎない評価を確立していきます。
同展は、世界有数のエッシャーコレクションで知られる、長崎ハウステンボス美術館が所蔵する作品170余点により構成。「視覚トリックの迷宮」に仕立てられた会場で、作品の小部屋を回遊しながら、自由な遊びの精神で異次元の世界を生み出したエッシャーの魅力を存分に楽しめます。

主催者

サントリーミュージアム[天保山]、毎日新聞社

休催日

月曜日(4/29・5/6は開館)

観覧料

大人 1000(900)円
シニア(65歳以上) 700円
高・大学生 700(630)円
小・中学生 500(450)円
※( )内は特別鑑賞券

展覧会ホームページ

http://suntory.jp/SMT/

展覧会問合わせ先

サントリーミュージアム[天保山] Tel.06-6577-0001

サントリーミュージアム[天保山] サントリーミュージアム[テンポウザン]

SUNTORY MUSEUM

会場住所

〒552-0022
大阪市港区海岸通1-5-10