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洲之内徹と現代画廊
昭和を生きた目と精神
洲之内徹『気まぐれ美術館』。その書き出しは、新潟の「横雲橋の上の雲」から始まった―。
会場
新潟市美術館
Niigata City Art Museum
会期
2014年4月12日[土]→6月8日[日]
展覧会概要
洲之内徹と現代画廊 スノウチトオルトゲンダイガロウ 昭和を生きた目と精神
文学者、画廊主、美術収集家として知られる洲之内徹(1913-1987)は、1961年より小説家・田村泰次郎から引き継いだ現代画廊で、個性あふれる数多くの作家を紹介しました。また、雑誌『芸術新潮』に14年間(1974-1987)165回にわたって、美術エッセイ「気まぐれ美術館」を連載し、その独特の語り口は多くの熱心な読者を獲得し好評を博します。洲之内は「五十代の終わり頃から六十代にかけての十年余り、私の身の上に起ったことのすべての背景には新潟がある」と振り返っていますが、特に1969年以降、新潟との縁が深まり、阿賀野市・出湯温泉の石水亭を定宿に度々新潟を訪れて、佐藤哲三や田畑あきら子、峰村リツ子、木下晋など、多くの新潟ゆかりの作家たちも現代画廊の展覧会や「気まぐれ美術館」で取り上げました。
洲之内の没後、手許に遺された作品群は、現在「洲之内コレクション」として宮城県美術館に収蔵されています。本展覧会は、このうちの半数をこえる作品のほか、彼の著作の中で語られた作品や、現代画廊の初期にかかわる作品、洲之内が画廊経営を引き継いだ後の作家の作品など、56作家約190点と関係資料により展示構成いたします。洲之内徹という昭和を生きた一人の人間の目と精神を通して、戦後の新しい近代美術史像が生成されていく過程のひとこまを垣間見ると同時に、なぜ人はかくも美術に愛着をもつのか、という問いにあらためて思いをはせる機会ともなるでしょう。
- 主催者
- 新潟市美術館、NHK新潟放送局、NHKプロモーション
- 協賛・協力等
- ■共催/新潟日報社
■後援/朝日新聞新潟総局、毎日新聞新潟支局、読売新聞新潟支局、産経新聞新潟支局、BSN新潟放送、NST、TeNYテレビ新潟、UX新潟テレビ21、NCV新潟センター、エフエムラジオ新潟、FM PORT 79.0、FM KENTO、ラジオチャット・エフエム新津、エフエム角田山ぽかぽかラジオ
■企画協力/NHKプラネット東北 - 休催日
- 月曜日(4月28日、5月5日は開館)、5月7日
- 開催時間
- 午前9時30分 ~ 午後6時
- 券売は5時30分まで
- 観覧料
- 一般 1,000(800)円 大学生・高校生 800(600)円 中学生以下無料
- *カッコ内は20名以上の団体料金 *障がい者手帳をお持ちの方は無料(受付でご提示下さい)。
- 展覧会ホームページ
- http://www.ncam.jp/exhibition/1908/
イベント情報
講演会①「洲之内徹が愛した新潟」
4月27日(日) 14:00~15:30
講師:木下晋氏 (画家)
講演会②「対談:夭折の画家・田畑あきら子をめぐって」
5月10日(土) 14:00~15:30
講師:吉増剛造氏 (詩人)、大倉宏氏(美術評論家・砂丘館館長)
講演会③「洲之内コレクションについて」
5月25日(日) 14:00~15:30
講師:有川幾夫氏 (宮城県美術館館長)
いずれも当館講堂にて/参加無料/定員80名
■申込方法/往復はがきに氏名、年齢、住所、電話番号、FAX番号、参加希望の講演会名を明記してお申し込みください。講演会①は4月18日(金)、講演会②は5月1日(木)、講演会③は5月16日(金)それぞれ必着。応募者多数の場合は抽選となります。
作品鑑賞会 当館学芸員による解説
企画展示室にて講演会の開催日を除く日曜日 14:00~15:00
当日の観覧券をお持ちの上、企画展示室入口にお集まりください。
会場情報
新潟市美術館 ニイガタシビジュツカン
Niigata City Art Museum
- 会場住所
-
〒951-8556
新潟市中央区西大畑町5191-9 - ホームページ
- http://www.ncam.jp/
登録日:2014年4月8日