ID:4218
村上三島展
会場
愛媛県美術館
THE MUSEUM OF ART,EHIME
会期
2002年5月25日(土) ~ 2002年7月7日(日)
展覧会概要
村上三島展 ムラカミサントウテン
書家、村上三島氏は、大正元年(1912)、愛媛県越智郡上浦町に生まれました。上浦町は大三島町とともに大三島という島にあります。氏の本名は正一で、三島(さんとう)は号ですが、この号は生まれ故郷のこの大三島と、幼少時代を過ごした大阪府三島郡という二つの地名に由来し、ふるさとへの愛着を物語っています。
数え年15歳で書を志した三島氏は、片山萬年(東宇和郡宇和町出身)に師事し、官設美術展の流れを汲む日展に書の部門が始めて設置された昭和23年(1948)、初出品で初入選を果たしました。その翌年の第五回目展では早くも特選を受賞、以降も文部大臣賞や日本芸術院賞など受賞を重ね、昭和60年(1985)、日本芸術院会員に就任しました。
故郷の文化振興にも情熱を注ぎ、上浦町の村上三島記念館に書関係の大コレクションを寄贈。昭和54年(1979)に愛媛県教育文化賞、昭和59年(1984)には愛媛県功労賞を受賞しました。
王鐸をはじめ中国明清代の書法を学び独自の連綿草を確立、また、篆・隷・楷・行・草かなを書き分ける類まれな書家としてはもちろん、漢字かな交じり文の「調和体」の提唱でも知られるように書道界全体の指導者、教育者としても功績の多大な氏は、平成5年(1993)、文化功労者となり、平成10年(1998)には文化勲章を受章しました。
本展覧会は、現代日本の書界を代表する作家、村上三島氏の書業を、日展出品作品を中心とする代表作約60件により紹介するものです。
- 主催者
- 愛媛県美術館
- 休催日
- 月曜日
- 観覧料
- 大人 500(400)円
高大生 350(300)円
小中生 150(100)円
高齢者 250(200)円
※( )内は20名以上の団体料金 - 展覧会ホームページ
- http://www.ehime-art.jp/
- 展覧会問合わせ先
- TEL:089-932-0010
会場情報
登録日:1999年5月12日