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須飼秀和「帰りたい私だけのふるさと」原画展

ギャラリー島田 B1F&1Fdeux 特別企画

会場

ギャラリー島田 B1F&1Fdeux

Gallery:Shimada

会期

2014年3月22日(土)―4月2日(水)

展覧会概要

須飼秀和「帰りたい私だけのふるさと」原画展 スガイヒデカズ「カエリタイワタシダケノフルサト」ゲンガテン

多彩な顔ぶれの作家たちが、自らの故郷への想いや幼少時代のエピソード、その土地が書き手としての自分に与えた影響などを語った、毎日新聞夕刊の連載企画『帰りたい 私だけのふるさと』(2008年4月~2012年6月、全205回)。挿絵の担当として4年弱の連載を完走した、須飼秀和の軌跡を振り返ります。

帰りたい私だけのふるさと
作家たちの原風景
京都造形芸術大学を出た須飼秀和の初個展は2004年12月のギャラリー島田でした。彼の描く日本の原風景への眼差しに才能を確信しました。懐かしい風景を描くことは誰にでも出来る。しかし、須飼は風景を描きながら自分の心情を伝える。そしてともに生きる。その誠実さは並はずれています。須飼の作品と出会った縁が新しい縁を繋ぎ、素晴らしい作品を積み上げてきました。
2008年頃までの『いつか見た蒼い空』の時代、それが2009年の明石市立文化博物館での「いつかみた蒼い空 須飼秀和展」へと繋がり、同名の画集(シーズ・プランニング)が刊行されました。さらに、2012年6月まで205回にわたって毎日新聞に連載された『帰りたい 私だけのふるさと』から40点が選ばれ、岩波書店から画集として結実し刊行されました。
そして今また、新しい時代へと歩みを進めようとしています。その歩みは、蒼い空が象徴する懐かしくも美しい風景から、四季おりおり、照る日曇る日の人々の営みへと拡がっています。その底流にあるのは郷愁です。さらにそれらの枠をこえて、あるがままの自然に出会った感動を描きたいと心に期しています。それはイラストを超えて絵画の領域であり、そのとどまることのない、真摯な探究こそが須飼秀和を現在たらしめている源なのです。
今回の展覧会では、毎日新聞連載の全205点から約80点を選び、展示いたします。また連載された全作家の故郷回想もお読みいただけます。

故郷を描く言葉は、消えることのない風景の鮮明な活写であると同時に、彼方に漂う儚い幻想のようでもある (『私だけのふるさと』カバーのことばから)
―島田誠

休催日
会期中無休
開催時間
12:00 ~ 19:00
*火曜日は18:00まで、最終日は17:00まで。

会場情報

ギャラリー島田 ギャラリーシマダ

Gallery:Shimada

会場住所
〒650-0003
神戸市中央区山本通2-4-24 リランズゲートB1F
ホームページ
https://www.gallery-shimada.com
更新日:2014年3月4日
登録日:2014年3月4日