ID:42099
三瀬夏之介
風土の記 ―かぜつちのき―
会場
奈良県立万葉文化館
Nara Prefecture Complex of Man'yo Culture
会期
2014年3月9日|日|―5月11日|日|
展覧会概要
三瀬夏之介 ミセナツノスケ 風土の記 ―かぜつちのき―
歴史と風土、それぞれは縦軸と横軸となり日本の魅力の奥行きを形成している。古く奈良時代にも、歴史と風土がその縦軸と横軸とを交差させ、豊かな文化が形成されていました。さて、それから約1300年の時空を超えた今、奈良が生んだ一人の絵描きに注目します。彼の名は三瀬夏之介。奈良、京都、フィレンツェ、東北…と、これまでに彼が訪れてきたそれぞれの地から、多様な文化・風土を吸収した三瀬の作品は、ダイナミックかつ繊細で見るものを圧倒します。
1973年、奈良県出身である三瀬夏之介は、1999年に京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻を修了、その後地元である奈良の高校で教鞭を取る傍ら、個展、グループ展の開催を重ね、2009年にVOCA賞、2012年には「第5回 東山魁夷記念 日経日本画大賞展」で選考委員特別賞を受賞するなど、近年注目を集める日本画家です。現在は、東北芸術工科大学の准教授として後進の教育にも力を注いでいます。
本展では、三瀬の代表作である「君主論-Il Principe-」、「ぼくの神さま」(ともに大原美術館所蔵)に加え、「日本」を正面からテーマに据えた「J」シリーズや、パブロ・ピカソの「ゲルニカ」からインスピレーションを受け、震災後に制作された大作「日本の絵」シリーズ等と共に、本展初公開となる「風土の記」をモチーフに、世界における日本、日本における奈良、といった壮大なスケールで三瀬の故郷「奈良」を表現した新作を紹介します。
三瀬ならではの視点と感性で表現される、飛鳥、奈良、そして「日本」。それはまさしく、歴史と芸術を交差させた現代の「風土の記」と言えるでしょう。
- 主催者
- 奈良県立万葉文化館、日本経済新聞社、奈良新聞社
- 休催日
- 毎週月曜日(祝日の場合は翌日)
- 開催時間
- 10時 ~ 17時30分
- 入館は17時まで
- 観覧料
- 一般600円、大学・高校生500円、小中学生300円
- 展覧会ホームページ
- http://www.manyo.jp/event/detail.html?id=67
イベント情報
[「飛鳥アートヴィレッジ2013」関連イベント]
①トークショー「三瀬夏之介と若き表現者たち―日本の起源で美を拓 (ひら) く―」
3月11日(火) 13:30~ 万葉文化館展望ロビー 先着150人参加無料
②石舞台古墳石室内にて三瀬作品と明日香村をモチーフにした映像作品を上映
三瀬夏之介 (画家)×宮永 亮 (映像作家)
3月11日(火)~22日(土) 1日数回(1回数分程度) 要入場料
協力:あすかサポート共同体
③「飛島アートヴィレッジ」参加アーティストの作品展示
3月11日(火)~22日(土) 万葉文化館企画展示室 観覧無料
※詳しくは、明日香村HPでご確認ください。
[イベント]
①アーティストトーク
三瀬夏之介氏によるアーティストトーク 3月9日(日) 14:00~
②ギャラリートーク
当館学芸員によるギャラリートーク 3月30日(日) 14:00~
※イベント参加には、観覧券が必要です。
会場情報
奈良県立万葉文化館 ナラケンリツマンヨウブンカカン
Nara Prefecture Complex of Man'yo Culture
- 会場住所
-
〒634-0103
高市郡明日香村飛鳥10 - ホームページ
- https://www.manyo.jp
登録日:2014年3月4日