ID:41980

岡田謙三&目黒界隈のモダンな住人たち展

所蔵品を中心に

特集展示
秋岡芳夫全集 2
[童画とこどもの世界展]

会場

目黒区美術館

MEGURO MUSEUM OF ART TOKYO

会期

2014年2月15日[土]―3月30日[日]

展覧会概要

岡田謙三&目黒界隈のモダンな住人たち展 オカダケンゾウ&メグロカイワイノモダンナジュウニンタチテン 所蔵品を中心に

戦後ニューヨークに渡り、1950―60年代の抽象表現主義の中で活躍した岡田謙三(1902-1982)は、1929年に目黒区自由が丘にアトリエを構え、そこを拠点として活動しました。「鷹番」という地名が物語るように、目黒はもともと将軍の鷹狩の場として知られた、市中から離れた農村地。その後、大正時代に開通した東京急行により新しい文化がもたらされ新興住宅地として発展した地域を有しています。特に、自由が丘には、その名前の由来にもなった「自由ヶ丘學園」が1920年代の後半に設立され、同時期にモダンダンスを広めた舞踊家石井漠による「舞踊詩研究所」が開設されるなど、次第にモダンな街が形成され、1930年以降になると画家や彫刻家、小説家など、新しい考え方を持つ文化人が多く移り住むようになりました。このころ岡田のアトリエには、今も近くにアトリエが残る古茂田守介、そして一時期目黒に住んでいた荻須高徳、海老原喜之助らがよく訪れていました。本展では、岡田と親交のあった自由が丘に居を構えていた作家を中心に、当館の所蔵作品の中から広く目黒界隈に住む作家たちを取り上げ、「目黒」という地域と作家達を巡る「文化縁」をさぐっていくものです。
さらに、同時に「秋岡芳夫全集 2―童画とこどもの世界展」を開催します。目黒を拠点として生涯一貫した考えによるデザイン運動を発信続けた秋岡芳夫(1920-1997)。昨年度に続く第2回目となる今回は、1953年に、金子至、河潤之介と立ち上げた工業デザイングループKAK以前、戦後すぐに活動した日本童画会時代に描いた作品と、終生持ち続けたこどもへの視線を、残された資料の中からご紹介します。目黒区のモダンな住人の一人でもある秋岡の、知られざる童画の色彩世界とこどもへの豊かなイメージによる作品もご覧ください。

主催者
公益財団法人目黒区芸術文化振興財団 目黒区美術館
休催日
月曜
開催時間
午前10時 ~ 午後6時
入館は午後5時30分まで
観覧料
一般500(400)円、大高生・65歳以上400(300)円、中小生無料
( )内は20名以上の団体料金、障がいのある方は半額、付添者1名無料
展覧会ホームページ
http://mmat.jp/exhibition/archives/ex140215

会場情報

目黒区美術館 メグロクビジュツカン

MEGURO MUSEUM OF ART TOKYO

会場住所
〒153-0063
目黒区目黒2-4-36 目黒区民センター内
ホームページ
https://www.mmat.jp/
更新日:2014年2月12日
登録日:2014年2月12日