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2013年度第Ⅲ期収蔵品展

宮本三郎と奥沢の芸術家たち

会場

世田谷美術館分館 宮本三郎記念美術館

Miyamoto Saburo Memorial Museum

会期

2013年12月14日 土―2014年3月21日 金・祝

展覧会概要

2013年度第Ⅲ期収蔵品展 宮本三郎と奥沢の芸術家たち ミヤモトサブロウトオクサワノゲイジュツカタチ

洋画家・宮本三郎(1905-1974)が1935年から亡くなるまでアトリエを構え、制作の拠点とした世田谷区奥沢は、自由が丘や田園調布といった近隣地域を含め、多くの芸術家が居住した一帯でした。宮本三郎が、その連載小説の挿絵を描いた小説家・石川達三や、同世代の洋画家であり、戦後「田園調布純粋美術研究室」を開設した猪熊弦一郎、自由が丘の名付け親であり、「自由ヶ丘石井漠舞踊研究所」を開いた舞踊家の石井漠など、宮本三郎は奥沢界隈のさまざまな人物と親交を結んでいます。小説家・石坂洋次郎が奥沢に住み、自由が丘を舞台にした連載小説「丘は花ざかり」(1952年、挿絵:宮本三郎)を著したように、現在、隣接する大田区と目黒区を含んだ世田谷区奥沢界隈は、区境にとらわれない、相互交流的な文化圏が育まれていたと言えるでしょう。

本展では、宮本三郎に加え、世田谷区奥沢近隣地域(田園調布、玉川、等々力、上野毛、自由が丘等)に住み、同時期に活動していた芸術家たち―洋画家の猪熊弦一郎、岡本太郎、末松正樹、利根山光人、富田通雄、村井正誠、吉仲太造、日本画家の上野泰郎、彫刻家の澤田政廣、建畠覚造―の作品を世田谷美術館収蔵品によってご紹介するとともに、小説家の石川達三、石坂洋次郎、舞踊家の石井漠らも資料でご紹介します。また、同じくこの界隈に住んでいた、榎倉康二、河原温といったコンセプチュアルな作品で知られる作家もご紹介することで、戦前から現代にかけての幅広い芸術表現を展観いたします。

休催日
毎週月曜日(ただし、祝日または振替休日に当たる場合は開館し、翌日休館)、年末年始(12月29日~1月3日)
開催時間
10:00 ~ 18:00
最終入館は17:30まで
観覧料
一般200円(160円)、大高生150円(120円)、65歳以上/中小生100円(80円)
※障害者の方は100円(80円)。ただし障害者で小・中・高・大学生、および障害者の介護者(当該障害者1名につき、1名に限る)は無料。証明書をご提示のうえ、お申し出ください。
※( )内は20名以上の団体料金。 ※小・中学生は土、日、祝・休日は無料。

会場情報

世田谷美術館分館 宮本三郎記念美術館 セタガヤビジュツカンブンカン ミヤモトサブロウキネンビジュツカン

Miyamoto Saburo Memorial Museum

会場住所
〒158-0083
世田谷区奥沢5-38-13
ホームページ
http://www.miyamotosaburo-annex.jp/
更新日:2013年12月10日
登録日:2013年12月10日