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ニューヨーク 光と影 ニューヨークは終わったか?
小林康夫によるセゾン現代美術館コレクション展
会場
セゾン現代美術館
SEZON MUSEUM OF MODERN ART
会期
2002年4月20日(土) ~ 2002年6月24日(月)
展覧会概要
ニューヨーク 光と影 ニューヨークは終わったか? ニューヨーク ヒカリトカゲ ニューヨークハオワッタカ? 小林康夫によるセゾン現代美術館コレクション展
かつてパリが「19世紀の首都」であったとしたら、ニューヨークこそ「20世紀の首都」であったことは疑いを入れません。あらゆる意味での「量の集積」の文化が《ニューヨーク》の核心でしたが、昨年9月11日ワールド・トレード・センターに飛び込んだ二機の飛行機は、悲劇的な仕方で、その核心を撃ったとも言えます。とすれば、いまこそ、この「20世紀の首都」であった街の文化を、その光と影の両面にわたって、見通してみることが問われているのではないでしょうか。とりわけ、アートこそが、この文化の中心であったことを考えるなら、セゾン現代美術館にとっても、この問いかけの作業は急務です。大西洋の北西航路を渡ってパリからニューヨークへとやって来たデュシャンから、ポロック、ロスコの抽象表現主義絵画を経て、ウォーホル、リキテンスタインらによる60年代「Pop」の爆発、さらには80年代のニューペインティングの潮流に至るまで、20世紀ニューヨーク・アートの歴史を展望しながら、アメリカ的な、あまりにアメリカ的なこの街の文化の運命について考えてみたいと思います。ひとつの事件が、予定されていた展覧会の企画に変更を迫りました。コレクションを通して、切迫する時代の「いま」の尖端を感じ取ることに挑戦したいと思います。
・小林康夫(こばやし・やすお)1950年、東京生まれ 東京大学大学院総合文化研究科教授(表象文化論・現代哲学)
<主な展示作品>
アンディ・ウォーホル「ポートフォリオ<毛沢東>」1972年
アンディ・ウォーホル「ポートフォリオ」1985年
ジャスパー・ジョーンズ「M」1962年
ジャスパー・ジョーンズ「標的」1974年
ジョージ・シーガル「ゲイ・リベレーション」1980年
ジャクスン・ポロック「ナンバー9」1950年
マーク・ロスコ「ナンバー7」1960年
ロイ・リキテンスタイン「赤ワインのある静物」1972年
ジュリアン・シュナーベル「アンナ・マグナニーのために」1985年
荒川修作「Gentle Friend」1985年
- 主催者
- 財団法人セゾン現代美術館
- 休催日
- 木曜日 ただし5月2日(木)は開館
- 観覧料
- 一般1000円(900円)大高生700円(600円)中小生300円(200円) ()内は団体20名以上の料金
- 展覧会ホームページ
- http://www.smma.or.jp
- 展覧会問合わせ先
- Tel : 0267-46-2020
会場情報
セゾン現代美術館 セゾンゲンダイビジュツカン
SEZON MUSEUM OF MODERN ART
- 会場住所
-
〒389-0111
北佐久郡軽井沢町長倉芹ヶ沢2140 - ホームページ
- https://www.smma.or.jp/
登録日:1999年3月31日