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八王子市夢美術館開館10周年 小島善太郎生誕120年

前田寛治と小島善太郎

1930年協会の作家たち

会場

八王子市夢美術館

Hachioji Yume Art Museum

会期

2013年 12月7日(土)―2014年 2月2日(日)

展覧会概要

八王子市夢美術館開館10周年 小島善太郎生誕120年 前田寛治と小島善太郎 マエタカンジトコジマゼンタロウ 1930年協会の作家たち

八王子市夢美術館は2003年に開館し10周年を迎えました。また、八王子にゆかりの多摩を代表する洋画家、小島善太郎は生誕120年を迎えています。その小島善太郎と滞欧時代に親交を結んだ画友、前田寛治を中心に、昭和初期の画壇に新風を吹き込んだ「1930年協会」の創立メンバーの作品をあわせて紹介します。
第一次世界大戦後、芸術の都パリではエコール・ド・パリと呼ばれる文化が花咲き、世界中から芸術家や若者が集まります。日本からも多くの留学生が海を渡りました。小島善太郎、前田寛治も志を抱いて同時期にパリで学び、彼らが仲間たちと帰国後の1926年に結成したグループが「1930年協会」です。創立メンバーは木下孝則、小島善太郎、佐伯祐三、里見勝蔵、前田寛治の5人でした。既存の美術団体の枠にはまらない、この新しいグループの活動は展覧会にとどまらず、講演会や執筆、研究所での後進の指導を積極的に行い、多くの若者に影響を与えました。しかし、1928年に佐伯祐三が2度目の渡仏中に客死、その翌年には里見勝蔵が脱会、1930年には前田寛治も34歳の若さで亡くなると、創立メンバーの内3人を失った協会は求心力を失い、同年に新しく立ち上がった「独立美術協会」へと発展解消することになっていきます。結成からわずか5年、奇しくもグループの名称とした1930年が最後の活動の年でした。
本展覧会は前田寛治の故郷にある鳥取県立博物館の全面的な協力のもと、夭折の画家、前田寛治の画業を紹介するとともに、小島善太郎美術館を併設する青梅市立美術館と日野市立小島善太郎記念館「百草画荘」の協力を得て、多摩における小島善太郎の業績を伝えます。
第1章 「前田寛治、小島善太郎 それぞれのパリ」
第2章 「パリから東京へ 前田寛治と1930年協会」
第3章 「1930年以降の小島善太郎 人と芸術」

主催者
公益財団法人八王子市学園都市文化ふれあい財団
協賛・協力等
特別協力 鳥取県立博物館
協力 青梅市立美術館 日野市立小島善太郎記念館 公益財団法人日動美術財団
助成 芸術文化振興基金
休催日
月曜日(ただし祝日の場合は開館し翌日が休館)および12月29日から1月3日
開催時間
午前10時 ~ 午後7時
入館は6時30分まで
観覧料
一般500(400)円
学生[小学生以上]・65歳以上250(200)円
未就学児無料
土曜日は小中学生無料 ( )内は15名以上の団体料金

イベント情報

ギャラリートーク

実際の展示作品をご覧いただきながら解説します。(座席はありません)
会場 展示室内/料金 無料(ただし観覧料が必要です)/申込 不要(直接会場へ)

「前田寛治 絵画に込めた想い」
日時 12月14日(土) 午後3時~4時/講師 林野雅人 (鳥取県立博物館 主任学芸員)

「小島善太郎 人と芸術」
日時 12月22日(日) 午後3時~4時
1月17日(金) 午前11時~12時/講師 当館学芸員

ミュージアムツアー

小島善太郎が晩年を過ごした自宅・アトリエが、その庭園とともに日野市に寄贈され、記念館として2013年春にオープンしました。小島善太郎記念館を訪れ、小島善太郎の次女、小島敦子さんのお話を伺います。

会場 日野市立小島善太郎記念館「百草画荘」 東京都日野市百草776
日時 第1回 1月18日(土) 午後2時~3時30分
第2回 3月8日(土) 午後2時~3時30分
申込 電話で八王子市夢美術館へ 042-621-6777 開館日の午前10時から午後7時まで受け付け
定員 15名(電話受付先着順)/費用 大人500円 小・中学生300円(日野市立小島善太郎記念館入館料含)/集合場所 京王線髙幡不動駅/集合時間 午後1時30分(両日とも)
※当館職員が同行します。 ※第2回は当館展覧会終了後の催しです。

会場情報

八王子市夢美術館 ハチオウジシユメビジュツカン

Hachioji Yume Art Museum

会場住所
〒192-0071
八王子市八日町8-1 ビュータワー八王子2F
ホームページ
https://www.yumebi.com
更新日:2013年11月26日
登録日:2013年11月26日