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O JUN 描く児 kakuco

会場

府中市美術館 2階企画展示室

FUCHU ART MUSEUM

会期

2013年12月21日(土)~2014年3月2日(日)

展覧会概要

O JUN 描く児 kakuco O JUN カクコ kakuco

O JUN (おう・じゅん 1956年東京武蔵野市生まれ) は、東京芸術大学で油画を学んだ後、スペイン、ドイツに遊学し、1980年代にパフォーマンスやオブジェを、1990年代は紙にアクリル絵具、クレヨン等による絵画を、2000年代以降は油画も並行して制作、発表してきました。一貫して具象的なイメージを描き続けたこの30年の歩みは、近年ますます重みを増し、後進の画家たちに多大な影響を与えてきています。
O JUNは2008年に当館で公開制作を行い、華麗な絵画術を披露すると同時に、迫力のパフォーマンスで来館者を圧倒。気さくでユーモア溢れる人柄に、多くの人が魅了されました。この時に生まれた関係が育って、今回の個展開催という実を結びました。O JUNは幼少期に西東京市 (旧保谷市) に移り、現在まで同地にアトリエを構える、多摩ゆかりの画家でもあります。東京郊外の生活者としての画家が捉えた情景は、府中市美術館でこそ、展示する意義が大いにあります。
O JUNの描く、事件や物語の断片のような場面は、見る者の不安と好奇心をかき立てます。現代的に思い切りよく引かれた線と余白の境界に、不条理の世界が見え隠れするからです。深層心理に深く切り込むその骨太のイメージは、不確かで閉塞する現代日本に生きる私たちに、たくましい想像の力と勇気を届けてくれるのです。
2011年末から描きためた新作約40点を含め、これまでの代表作約140点によって、O JUNの画業を振り返り、近代を背負い現代の物語と絵画を探求する偉才の世界を紹介します。

主催者
府中市美術館
協賛・協力等
協力:ミヅマアートギャラリー、Itazu Litho-Grafik、谷山恭子、東京藝術大学絵画科油画第七研究室
休催日
月曜日(12月23日、1月13日をのぞく)、12月24日(火)、12月29日(日)-1月6日(月)、1月14日(火)、2月12日(水)
開催時間
10:00 ~ 17:00
入場は16:30まで
観覧料
一般700円(560)、大学生・高校生350円(280)、中学生・小学生150円(120)
※( )内は20名以上の団体料金 ※未就学児及び障害者手帳等をお持ちの方は無料
※常設展もご覧になれます ※府中市内の中学生・小学生は学びのパスポートで無料
展覧会ホームページ
http://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/kikakuten/kikakuitiran/ojunkakuco/index.html

イベント情報

いずれも予約不要・無料

□対談
1月19日(日) 14:00- 講座室
大澤真幸 (おおさわ・まさち 社会学博士)×O JUN
2月15日(土) 14:00- 講座室
三潴末雄 (みづま・すえお ミヅマアートギャラリーデイレクター)×O JUN
3月2日(日) 14:00- 講座室
石田尚志 (画家・映像作家)×O JUN

□「光線」 石田尚志、O JUNによる越冬ライブ
1月25日(土) 13:00-16:00
エントランスホール内特設会場
※途中休憩時間等を挟み、断続的にパフォーマンスを行います。

□挿画本「紫苑物語」鑑賞会とギャラリートーク
12月23日(月・祝)、1月11日(土)
14:00‐ 企画展示室
神山亮子 (かみやま・りょうこ 当館学芸員)
※企画展観覧料が必要です。

会場情報

府中市美術館 フチュウシビジュツカン

FUCHU ART MUSEUM

会場住所
〒183-0001
府中市浅間町1-3 (都立府中の森公園内)
ホームページ
https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/
問い合わせ先
ハローダイヤル 03 (5777) 8600
更新日:2013年12月17日
登録日:2013年10月15日