ID:40852
下関市立美術館
開館30周年記念
芸術は魂のたべもの
河村幸次郎と美の世界
会場
下関市立美術館
SHIMONOSEKI CITY ART MUSEUM
会期
平成25年11月14日(木)~12月23日(月・祝)
展覧会概要
下関市立美術館
開館30周年記念
芸術は魂のたべもの 河村幸次郎と美の世界 カワムラコウジロウトビノセカイ
昭和58年(1983)11月19日に開館した下関市立美術館は、このたび開館30周年を迎えます。本展はこれを記念して、美術館の設立にコレクション寄贈を通じて大きな寄与をなした下関市出身の実業家/文化人・河村幸次郎 (かわむらこうじろう) (1901~1994) の足跡をご紹介いたします。
河村幸次郎は、第二次世界大戦前、下関の三大呉服商のひとつと称された伊勢安 (いせやす) の経営を継いで下関に商業人として活躍。戦時中には繊維製品の配給統制に手腕を揮い、東京に拠点を移したのちも長く繊維業界に重きをなしました。一方で、若き日から芸術を愛し、美術、文学、音楽、民芸など、かかわりを持った分野は多岐にわたります。戦前の下関では、自ら奏者として参加した海峡オーケストラの結成、文芸誌『燭台』発行への参画、河豚笛をはじめとする郷土玩具の開発など、関門地域に新しい文化を育て発信しようとする意気を示しました。また、下関に往来する数々の芸術家や文化人を自邸などで歓待。関東大震災ののち、下関長府に帰っていた日本画家・高島北海と出会い、その五女・園を妻として晩年の北海を見守ったのも河村でした。
美術コレクターとしての歩みは、交流のあった竹久夢二の作品蒐集を手はじめに1930年代から本格化し、戦後にかけて岸田劉生や藤田嗣治など日本近代絵画、そして古代オリエント工芸へと対象を広げます。
このたびの展覧会は、下関市立美術館所蔵の<河村コレクション>からできる限り多くの優品を出品するとともに、多彩な活動を物語る資料、河村自身が手がけた図案などデザイン分野の仕事にも光を当てた構成となります。
- 主催者
- 下関市立美術館
- 休催日
- 月曜日(ただし祝日の12月23日は開館)
- 開催時間
- 午前9時30分 ~ 午後5時
- 入館は午後4時30分まで
- 観覧料
- 一般 800円(640円)/大学生 600円(480円)
- ※( )内は団体(20名以上)料金
※18歳以下、70歳以上の方および高等学校、中等教育学校、特別支援学校に在学の生徒は無料
《開館30周年記念・無料開放!!》
●11月14日(木)~11月19日(火)
初日から開館記念日(11月19日)まで観覧無料。
※ただし11月18日(月)は休館
無料期間中、11月14日・15日・19日は14時から展示解説を行います。 - 展覧会ホームページ
- http://www.city.shimonoseki.yamaguchi.jp/bijutsu/2013kawamura.html
イベント情報
■記念コンサート
「中島恒雄氏追悼ギャラリーコンサート」
日時:11月17日(日) 14時開演/光庭 (入場無料)
《出演》三木妙子(ヴァイオリン)、山根陽一(ピアノ)、堀川真理子(チェロ)
■記念講演会①
「下関市立美術館と河村幸次郎名誉館長」
日時:11月16日(土) 14時~/講堂 (聴講無料)
講師:木本信昭氏 (前有田町教育長、元下関市立美術館副館長)
■記念講演会②
「日本の美術コレクター―石橋正二郎、出光佐三らと河村幸次郎―」
日時:12月14日(土) 14時~/講堂 (聴講無料)
講師:植野健造氏 (福岡大学人文学部文化学科教授)
■学芸員による美術講座
「河村幸次郎・人とコレクション」
日時:12月7日(土) 14時~/講堂 (聴講無料)
■学芸員による展示解説
11月13日、12月21日 いずれも(土)14時~ (入場には観覧券必要)
無料期間中、11月14日・15日・19日は14時から展示解説を行います。
会場情報
下関市立美術館 シモノセキシリツビジュツカン
SHIMONOSEKI CITY ART MUSEUM
- 会場住所
-
〒752-0986
下関市長府黒門東町1-1 - ホームページ
- http://www.city.shimonoseki.yamaguchi.jp/bijutsu/
登録日:2013年10月15日