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2013 夏の企画展
秘密の湖 The Secret Lake
浜口陽三・池内晶子・福田尚代・三宅砂織
会場
ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション
Musée Hamaguchi Yozo : Yamasa Collection
会期
5月18日(土)―8月11日(日)
※6/1(土)、6/8(土)、6/22(土)、7/28(日)、はイベント開催の為、1階会場が鑑賞しにくくなります。
※休館日、開館時間等は都合により変更する場合がございます。
展覧会概要
2013 夏の企画展 秘密の湖 ヒミツノミズウミ
The Secret Lake
近づくと、息づいているような静物画のうす闇。
浜口陽三 (1909~2000) の銅版画は、銅を織物のように細かく刻んで、光と闇を生み出します。
指先で触れてもたどれないほど微妙な銅の彫り加減が、作品に無限の柔らかさをもたらし、さくらんぼやレモンに永遠の時間が流れはじめます。浜口陽三は、20世紀半ば、新しい時代の芸術表現として銅版画を選びました。そして半世紀以上を経た今でも、新鮮な魅力をたたえています。
本展覧会では、詩人で美術にも造詣の深い、高橋睦郎氏を顧問としてお迎えし、繊細な美術作品ばかりを現代の芸術家たち3人と浜口陽三の銅版画の組み合わせで紹介します。
細い絹糸を用いて、ものの広がり、雰囲気、微妙な心の動きを空間に現出させる池内晶子。
今回は、そのとらえどころのないものを具現化する立体と共に、その空間を表現した版画作品を展示します。
言葉、書物、文房具を素材に、既成の文学にはない、はるかな物語を紡ぎだす福田尚代。
本との対話から生まれる間接表現や、原稿用紙を彫刻する感性には銅版画に近くて遠いところもあります。個々の作品は、全体でひとつの妙なる世界をつくります。
カメラを用いない写真、フォトグラムによって、現実と似て非なる透明な風景を作る三宅砂織。
版画から出発した三宅氏は、さらに大きな輪郭を求め、この技法によって柔らかな包容力のある画面を作り出しています。
時を積み重ねた細やかな表現は、確かに心のひだをなぞり、未知の世界を生み出してゆきます。
3人の作家は、新作を中心に展示する予定です。
深い森の中を抜けて出会う湖のように、新しい気配や新しい光を感じてください。
- 休催日
- 月曜日 (7/15は開館)、7/16(火)、7/14(日)の15:00以降
- 開催時間
- 11:00 ~ 17:00
- 最終入館16:30 土日祝は10:00 開館
- 観覧料
- 大人600円 大学・高校生400円 中学生以下無料
- 展覧会ホームページ
- http://www.yamasa.com/musee/exhibitions/20130518-0811/
イベント情報
■高橋睦郎氏と出品作家の座談会|2013年7月14日(日) 16:00~17:30
[参加費]入館料+300円 [定員] 60名 お茶とお菓子つき
[申込み] 5/25 11:00より電話受付 ※先着順
■出品作家によるギャラリートーク (日程順)
福田尚代×福永信 (小説家) 対談「福田尚代と福永信の小さな一時間」
日時:2013年6月1日(土) 14:00~15:00
池内晶子×木下長宏 (美術史学者) 対談「時とともに巡るもの」
日時:2013年6月22日(土) 15:00~16:00
三宅砂織×飯沢耕太郎 (写真評論家) 対談「光のデッサン」
日時:2013年7月28日(日) 15:00~16:00
[参加費]入館料のみ [定員]各日60名[申込み] 5/25 11:00より電話受付 ※先着順
※各日、トークの後、会場で1時間ほどティーパーティを開催します。
■銅版画体験教室|モノクロームメゾチント体験教室 (初心者向け)
[日時] 2013年6月8日(土) 14:00-17:00 [講師] 江本創 (アーティスト) [定員] 18名
詳細はホームページにてご確認ください。
会場情報
ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション ミュゼハマグチヨウゾウ・ヤマサコレクション
Musée Hamaguchi Yozo : Yamasa Collection
- 会場住所
-
〒103-0014
中央区日本橋蛎殻町1-35-7 - ホームページ
- https://www.yamasa.com/musee/
登録日:2013年8月20日