ID:40305
館蔵日本画・洋画 夢の競演展
~国指定重要文化財《刺繍不動明王二童子像》を含む珠玉のコレクションを一堂に~
会場
浜松市美術館
HAMAMATSU MUNICIPAL MUSEUM OF ART
会期
2013年12月10日(火曜日)~2014年1月8日(水曜日)
展覧会概要
館蔵日本画・洋画 夢の競演展 カンゾウニホンガ・ヨウガ ユメノキョウエンテン ~国指定重要文化財《刺繍不動明王二童子像》を含む珠玉のコレクションを一堂に~
県指定有形文化財《蟲魚帖稿 (ちゅうぎょじょうこう)》が、浜松市美術館で展示されます
美術館では、今年の3月に指定文化財に登録された《蟲魚帖稿》を、指定後初めて展示します。
《蟲魚帖稿》の作者、渡辺崋山(1793-1841)は、幕末に三河国田原藩の重臣として活躍した武士です。画家としてもよく知られており、海防掛 (かいぼうがかり) 時代に本格的に蘭学を学んだことから、西洋画法を取り入れた写実的な作品を描きました。
《蟲魚帖稿》は、重要文化財《蟲魚帖》の下絵(原稿)です。《蟲魚帖》は、身の回りの虫魚草木を緻密 (ちみつ) に写生した絵と、画題に対応する漢詩をあわせて一帖に仕立てた、崋山の花鳥画の代表傑作です。《蟲魚帖稿》は、ほとんどが墨で描かれた簡素なものではありますが、下絵ならではの生き生きとした筆遣いが感じられます。
また、蛮社の獄 (ばんしゃのごく)(幕府の鎖国政策を批判した罪)でとらえられ、蟄居 (ちっきょ) 処分(部屋に謹慎させられる刑)となった崋山は《蟲魚帖》完成の40日後に自刃 (じじん)(自殺)しており、晩年の崋山の心情を垣間見ることのできる、歴史的にも大変貴重な資料です。
今回の展覧会では、重要文化財《刺繍不動明王二童子像》も展示されます。この貴重な機会に、ぜひご覧ください。
- 主催者
- 浜松市
- 休催日
- 毎週月曜日
但し12月23日(月曜日)は開館し、翌日24日(火曜日)に休館、年末年始12月29日(日曜日)~1月3日(金曜日)は休館 - 開催時間
- 午前9時30分 ~ 午後5時00分
- 入館は午後4時30分まで
- 観覧料
- 大人300円、高校生150円、中学生以下・70歳以上・障害者手帳所持者は無料
- ※団体割引あり(20名以上は2割引、80名以上は4割引)
- 展覧会ホームページ
- http://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/art-muse/tenrankai0917.html
イベント情報
ワークショップ「アートな年賀状をつくろう」
12月22日(日曜日) 午後2時00分~
来年の干支の「うま」をメインにして、アートな年賀状をつくります。
会場:浜松市美術館1階小展示室
参加費:無料(要観覧料)
講師:当館学芸員
定員:先着20名
申込:事前申込不要
ワークショップ「はじめての水墨画」
1月4日(土曜日) 午後2時00分~
墨の濃淡を活かして、大きな水墨画を描きます。
会場:浜松市美術館2階講座室
参加費:無料(要観覧料)
講師:当館学芸員
定員:先着20名
申込:事前申込不要
ギャラリートーク(当館学芸員の展示解説)
毎週金曜日午後2時00分~
会場:浜松市美術館展示室
参加費:無料(要観覧料)
申込:事前申込不要
ティーチャーズワークショップ
12月21日(土曜日) 午後1時30分~午後3時30分
教員のための「対話型鑑賞法テクニック」
会場:浜松市美術館展示室
参加費:無料
講師:都筑正敏 (豊田市美術館学芸員)
講師:鈴木俊晴 (豊田市美術館学芸員)
定員:先着20名
申込:事前申込必要
詳しくは浜松市美術館までお問い合わせください。
会場情報
浜松市美術館 ハママツシビジュツカン
HAMAMATSU MUNICIPAL MUSEUM OF ART
- 会場住所
-
〒430-0947
浜松市中区松城町100-1 - ホームページ
- https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/artmuse/
登録日:2013年8月20日