ID:40009

特別企画展

松本哲男・塚原哲夫展

会場

佐野市立吉澤記念美術館

YOSHIZAWA MEMORIAL MUSEUM OF ART,SANO

会期

[前期]松本哲男を中心に
平成25年 12/7[土]→平成26年 2/11[火][祝]

[後期]塚原哲夫を中心に
平成26年 2/15[土]→4/13[日]

[前期]松本哲男を中心に
平成25年 12/7[土]→平成26年 2/11[火][祝]

[後期]塚原哲夫を中心に
平成26年 2/15[土]→4/13[日]

展覧会概要

特別企画展 松本哲男・塚原哲夫展 マツモトテツオ・ツカハラテツオテン

平成24年(2012)に相次いで亡くなった日本画家、松本哲男(11月15日逝去)・塚原哲夫(12月5日逝去)を追悼する展覧会です。会期を「前期/松本哲男を中心に」「後期/塚原哲夫を中心」と2つに分け、ご遺族からのご寄贈品と当館所蔵品、また当館初公開の作品・素描などで構成します。(※前期も塚原哲夫の、後期も松本哲男の小品を数点ずつご覧いただけます)
昭和18年(1943)に佐野市で生まれた松本哲男は、県立佐野高等学校に学び、昭和43年に宇都宮大学教育学部美術科を卒業しました。翌年には再興第54回院展に初入選。以後院展を主な発表の場とし、今野忠一、郷倉千靭に師事、昭和58年院展同人推挙。国内外の雄大な自然や遺蹟を題材とするスケールの大きな作品を描きました。院展理事、文星芸術大学教授、東北芸術工科大学教授、同学長など。当館では平成18年に「松本哲男展」を開催しています。本展では、初~中期の作品、「世界三大瀑布」シリーズ以降のテーマ「十大文明」、最後に取り組んでいた主題「富士」の作品・習作を紹介します。
一方、昭和8年(1933)に小山市で生まれた塚原哲夫は、昭和31年東京藝術大学日本画科卒業、サロン・ド・プランタン賞受賞、翌年日本画専修科を修了。美術団体に所属せず、画廊などでの個展を発表の場としました。箔と岩絵具を層状に重ねる独特の手法で山岳・古建築・鳥などを描き、重厚で硬質な画風を築きました。画業の一方で高等学校・大学などで教鞭をとり、県立佐野高等学校にも赴任しています。昭和60年栃木県文化功労者章受章。平成13~16年文星芸術大学教授。当館では代表作を含む9点を所蔵し、平成20年に「塚原哲夫展」を開催しました。本展では、初期から最後の大作となった「弦楽四重奏」までをご覧いただきます。
なお、松本は県立佐野高等学校卒業後、同校の美術教諭だった塚原にデッサンの指導を受け、画家としての姿勢を学んだといいます。10歳違いの2人の画家は、歩む道こそ違いましたが、終生親交を結びました。
栃木県の重要な2人の日本画家の魅力を振り返り、当館にゆかり深い2人の「てつお先生」のご冥福をお祈りします。

休催日
毎週月曜日(12月23日、1月13日は開館)、祝日の翌日(12月24日、1月14日)
年末年始(12月29日~1月3日)、展示替え期間(2月12日~14日)
開催時間
午前9時30分 ~ 午後5時
観覧料
一般500円(20名以上の団体450円)
※障害者手帳等をお持ちの方・大学生以下無料
(障害者手帳・学生証等の提示が必要です)
4月1日から、消費税率改正により一般510円(20名以上の団体460円)になります
展示替え情報
展示替え期間(2月12日~14日)
展覧会ホームページ
http://www.city.sano.lg.jp/museum/conduct/27.html

イベント情報

●ギャラリートーク
「松本哲男さんの思い出」
日時:平成26年1月18日(土) 午後2時~ 60分程度
講師:笹沼恭欣氏 (日本画家)
定員:30名(申込先着順、1月13日締切)

「塚原哲夫さんの思い出」
日時:平成26年4月5日(土) 午後2時~ 60分程度
講師:有坂隆二氏 (造形作家)
定員:30名(申込先着順、3月21日締切)

各日ともに、場所:美術館展示室
※当日の観覧券が必要です。ギャラリートークの時間帯は入場制限を行う場合があります。

●作品鑑賞会―当館学芸員とご一緒に―
【前期】12/14(土)、1/12(日) 【後期】2/15(土)、3/9(日) 各日午後2時~
場所:美術館展示室(エントランス集合)
自由参加。当日の観覧券が必要です。

会場情報

佐野市立吉澤記念美術館 サノシリツヨシザワキネンビジュツカン

YOSHIZAWA MEMORIAL MUSEUM OF ART,SANO

会場住所
〒327-0501
佐野市葛生東1-14-30
ホームページ
https://www.city.sano.lg.jp/sp/yoshizawakinembijutsukan/
更新日:2013年12月24日
登録日:2013年6月3日