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高松市美術館開館25周年記念

没後50年 磯井如真展

会場

高松市美術館

TAKAMATSU CITY MUSEUM OF ART

会期

平成26年2月18日(火)~平成26年3月23日(日)

展覧会概要

高松市美術館開館25周年記念 没後50年 磯井如真展 ボツゴ50ネン イソイジョシンテン

磯井如真(いそい じょしん)<明治16年(1883)―昭和39年(1964)>は、香川郡宮脇村(現・高松市亀岡町)に生まれました。明治36年(1903)香川県工芸学校用器漆工科を卒業後、大阪の山中商会で、中国の美術工芸品の修理や加工に従事し、様々な工芸技術を修得します。帰郷後、玉楮象谷(たまかじ ぞうこく)の遺作を通じて独自の研究を重ね、大正2年(1913)凸版印刷をヒントに、点彫り蒟醤(きんま)を創案。従来の線彫りにはない奥行と立体感を出すことによって、蒟醤の新たな表現領域を生み出しました。昭和2年(1927)帝展に工芸部が設置されると、如真は卓抜した意匠と造形力による独創的な作品を発表し、帝展、新文展を舞台に活躍、昭和13年(1938)第2回新文展≪彫漆 石南花之図手箱≫で特選受賞。特に昭和6年(1931)第12回帝展に出品した≪彫漆草花文 鼓箱≫は、彫漆と点彫り蒟醤を併用した作品で如真の出世作として知られています。また、如真は様々な加飾技法を自家薬籠中の物としており、新材料のレーキ顔料で白から紫にぼかして塗り重ね、透明なカットグラスのような質感を出す技法や、堆漆板で作った文様を切り抜き、器胎に貼り付けて立体感を強調する技法など、創意あふれる技と卓抜した造形感覚には、讃岐漆芸の粋を見いだすことができます。如真は、終生、高松で讃岐漆芸の近代化の確立に尽力し、「讃岐漆芸中興の祖」と称され、昭和31年(1956)には蒟醤で国の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されました。

本展覧会は如真没後50年を記念し、初期から晩年に至る代表作約80点を展示いたします。

主催者
高松市美術館
協賛・協力等
共催:NHK高松放送局/四国新聞社
協力:公益社団法人 日本工芸会四国支部
助成:財団法人自治総合センター
休催日
月曜日
開催時間
9:30 ~ 19:00
火~土曜日・祝日(9:30~19:00)/日曜日(9:30~17:00)
(入室はいずれも閉館30分前まで)
観覧料
・一般 800円(640円) ※65歳以上も一般料金
・大学生 500円(400円)
・高校生以下無料
※( )内は前売りおよび団体20名様以上の料金
※前売券は美術館1階受付、高松市役所生協、ゆめタウン高松サービスカウンター、宮脇書店本店および南本店にて2月17日まで販売
※身体障害者手帳・療育手帳または精神障害者保健福祉手帳所持者は入場無料
展覧会ホームページ
http://www.city.takamatsu.kagawa.jp/kyouiku/bunkabu/bijyutu/ex_special/s255.html

イベント情報

講演会
記念講演会「近代工芸と磯井如真」
日時 3月1日(土) 14:00~15:30
講師 金子賢治 (茨城県陶芸美術館館長、多治見市美濃焼ミュージアム館長)
場所 1階講堂
定員 100名(入場無料)

ワークショップ
ワークショップ「彫漆でブローチをつくろう」
日時 3月8日(土) 13:00~
場所 香川県漆芸研究所7階造形実習室
講師 山下哲二 (公益社団法人日本工芸会正会員)
内容 漆材を使用して素敵なブローチを制作します。
対象 小学5年生以上
定員 18人(親子可)
受講料 500円(材料費1,500円)
申込方法 1月15日(水) 8:30~ 電話で受付(高松市美術館 087-823-1711) ※定員になり次第、受付終了。

ギャラリートーク
担当学芸員によるギャラリートーク(展示解説)
日時 3月22日(土) 14:00~
料金 無料(ただし展示室への入場料は必要です)
場所 2階展示室
会場入口付近からスタートしますので時間にお集まりください

美術館ボランティアcivi(シヴィ)によるギャラリートーク(展示解説)
日時 会期中の毎日曜日・祝日 11:00~・14:00~
料金 無料(ただし展示室への入場料は必要です)
場所 2階展示室
会場入口付近からスタートしますので時間にお集まりください

会場情報

高松市美術館 タカマツシビジュツカン

TAKAMATSU CITY MUSEUM OF ART

会場住所
〒760-0027
高松市紺屋町10-4
ホームページ
https://www.city.takamatsu.kagawa.jp/museum/takamatsu/
更新日:2024年10月22日
登録日:2013年5月23日