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北九州市制50周年記念事業

北九州をめぐるアート展 Vol.5

collection/artist/project

もう「家政婦」はミタ?

こんなお宝が北九州に!

企業や個人のコレクターに所蔵され、
ふつうは会社の応接室や個人のお宅に秘蔵されて
一般の目に触れることの少ない美術の名作が、
じつは北九州にはゴロゴロあった。

会場

北九州市立美術館 本館 市民ギャラリー(アネックス)

Kitakyushu Municipal Museum of Art

会期

平成25年2月5日(火)~17日(日)

展覧会概要

北九州市制50周年記念事業 北九州をめぐるアート展 Vol.5 キタキュウシュウヲメグルアートテン Vol.5 collection/artist/project

[1]コレクション 美術文化と産業
日本の近代化を牽引してきた数多の企業の発祥地である北九州では、経済とともに文化をも支えたそれらの企業が手がけた美術品収集によって美術文化の基盤が築かれました。1974年に開館した北九州市立美術館の所蔵品も、企業からの寄贈寄託により恩恵を受けています。また市民の中から美術愛好家も生まれ、個人的な美術品収集も進められてきました。公立美術館の所蔵品とは異なり、一般に公開されることのないそれら貴重な美術品を、この機会にご紹介します。

[2]アーティスト 働き、描いた
〈働き、書いた〉は北九州市立文学館で開催中の企画展名です。職場雑誌を発表の場とした小説、詩、短歌の創作から文学者が育ったという文学の事情と同じく、美術の分野でも会社や工場のサークル活動から多くのアーティストが生まれました。
企業都市北九州には他都市との頻繁な人口の行き来があります。北九州を訪れ滞在する他地域の人々がもたらす文化の刺激や交流のもとに地域で活動を続けるアーティストが育っていきました。美術学校のなかった北九州では、ほとんどのアーティストは企業のサークルやグループなどを基盤に美術表現を展開しました。新聞社や美術館が企画する公募展が発表の場であり、また自律的なグループを形成したアーティストの活動も始まりました。職場や家庭の労働と美術制作を両立してきた北九州のアーティストの表情は作品にどの様に表れたでしょうか。

[3]プロジェクト 北九州で実現した
1980年代に入ると、産業構造の転換が進み、多くの北九州の企業も営業路線の変更を迫られました。その流れの中で「鉄鋼彫刻をいかした現代美術のまちづくり」という提案がなされ登場したのが国際鉄鋼彫刻シンポジウムでした。企業と社会の協力のもとに、鉄を素材として作品制作をおこなうアーティストが国内外から北九州に集まりました。その後、その意思はCASKサマーセミナー、CCA北九州に受け継がれ、それにつれ民間のギャラリーやアートNPOの活動も始まり、社会とつながるアートのプロジェクトが続々展開することになりました。現代アートの街として北九州は歩み始めたのです。

主催者
北九州市
協賛・協力等
□企画:特定非営利活動法人(NPO法人)創を考える会・北九州
□協力:自見産業株式会社、新日鐵住金株式会社、千草ホテル、社団法人 西日本工業倶楽部、株式会社 安川電機、個人コレクター各氏、北九州市立美術館 ほか

後援:朝日新聞社、毎日新聞社、読売新聞社、西日本新聞社、日本経済新聞社北九州支局、時事通信社北九州支局、共同通信社、NHK 北九州放送局、RKB 毎日放送、九州朝日放送、TNC テレビ西日本、FBS 福岡放送、TVQ 九州放送、九州旅客鉄道株式会社、西鉄バス北九州株式会社、北九州モノレール、FM FUKUOKA、cross fm、LOVE FM、FM KITAQ、株式会社ジェイコム九州、アヴァンティ北九州、Nasse 編集部北九州支社、株式会社毎日メディアサービスサンデー新聞事業部、生活情報誌ポス、西日本リビング新聞社
休催日
月曜 ただし、2月11日(月・祝)は開館し、翌12日(火)が休館。
開催時間
9:30 ~ 17:30
観覧料
無料

会場情報

北九州市立美術館 キタキュウシュウシリツビジュツカン

Kitakyushu Municipal Museum of Art

会場住所
〒804-0024
北九州市戸畑区西鞘ヶ谷町21-1
ホームページ
http://www.kmma.jp
更新日:2013年2月7日
登録日:2013年1月30日