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MOTコレクション

MOT Collection

私たちの90年 1923―2013 Our Ninety Years:1923―2013|LIFE GOES ON

ふりかえりつつ、前へ

会場

東京都現代美術館 常設展示室

MUSEUM OF CONTEMPORARY ART, TOKYO

会期

2012年10月27日[土]―2013年2月3日[日]

展覧会概要

MOTコレクション 私たちの90年 1923―2013 ワタシタチノ90ネン 1923―2013 ふりかえりつつ、前へ

MOT Collection Our Ninety Years:1923―2013|LIFE GOES ON

東京都現代美術館の常設展示室では、約4,500点のコレクションを核として、会期ごとにテーマを設定し、現代美術の魅力を多角的に紹介しています。今回のMOTコレクションでは、現実世界に起こるさまざまな出来事にむけて意識を拡張し、それを積極的に自分のうちにとりこむことで作品を創り上げていった作家それぞれの営みに着目し、1923年から今日までの90年間をゆるやかな2部構成でご紹介します。

1階の第Ⅰ部では、1920年代から80年代まで、日本社会の現実を鮮烈に表した作品を展示します。1923年の関東大震災に直面した鹿子木孟郎、復興した都市風景を描いた版画《新東京百景》、自身の戦争体験を基に社会を鋭くとらえた浜田知明、戦後の人間像を模索した麻生三郎、岡本太郎、東郷青児、さらに、時代の風俗や働く人々を真摯に描いた新海覚雄、高度経済成長期のエネルギーをポスターでアピールした亀倉雄策、横尾忠則らの作品を見つめます。

3階の第Ⅱ部では、高度経済成長のあゆみが転換期を迎える80年代以降に生み出された作品をご紹介します。日本におけるバブル経済とグローバリズムを背景に私たちを取り巻く記号と政治に視線を向けた柳幸典のインスタレーションに始まり、各々の仕方で固有の歴史に向き合うダダン・クリスタントや小沢剛といった作家たち、広く歴史を形成するものとしての人々の生活や関係性の細部に目を向けた小林孝亘、サム・テイラー=ウッド、秋山さやか、八木良太らによる作品群まで、社会・文化事象との関わり方それ自体が多様になった時代の作品群、その多層的な様相を見てゆきます。

残された作品を過去に置き去りにするのではなく、変わりゆく私たちの日々に照らし合わせて何度も見直すことで、そこにこれからの指標を探ることもできるのではないでしょうか。そうした作品との新たな出会いが、これからも続いていくだろう私たちの日々、生活、人生を考えるささやかなきっかけとなれば幸いです。

休催日
月曜日(ただし12月24日、1月14日は開館)、12月25日、年末年始(12月28日―1月1日)、1月15日
開催時間
10:00 ~ 18:00
入場は17:30まで
観覧料
一般500円、大学生400円、高校生・65歳以上250円、中学生以下無料(ただし企画展のチケットでご覧頂けます)
展覧会ホームページ
http://www.mot-art-museum.jp/collection/index.html

会場情報

東京都現代美術館 トウキョウトゲンダイビジュツカン

MUSEUM OF CONTEMPORARY ART, TOKYO

会場住所
〒135-0022
江東区三好4-1-1(木場公園内)
ホームページ
https://www.mot-art-museum.jp/
問い合わせ先
03-5777-8600
更新日:2012年12月31日
登録日:2012年12月26日