ID:36809
企画展
彫刻のちから
佐伯留守夫、齋藤誠治、篠崎明雄 宇都宮が生んだ彫刻家三人展
会場
宇都宮美術館
Utsunomiya Museum of Art
会期
2013年1月6日(日)~2013年2月11日(月・祝)
展覧会概要
企画展 彫刻のちから チョウコクノチカラ 佐伯留守夫、齋藤誠治、篠崎明雄 宇都宮が生んだ彫刻家三人展
「彫刻のちから」展は、宇都宮出身の三人の彫刻家の作品を紹介する展覧会です。
佐伯留守夫(1912~1986年)は、木彫を中心に、直立した人物像を制作し続けた彫刻家です。佐伯は1937(昭和12)年、東京美術学校(現・東京芸術大学)を卒業後、近代的な木彫着彩の作品で改組第1回文展に入選しますが、その後しだいに様式的な造形美を追及していきます。エジプト彫刻を感じさせるその作風は、直立することの意味を私たちに問いかけてきます。
齋藤誠治(1933~)は、石彫を中心に木彫やブロンズ鋳造など、今なお旺盛な制作を続ける彫刻家です。齋藤は東京芸術大学卒業後、アメリカへ渡りその後はニューヨークを中心に制作活動を続けています。その作品は、赤子の誕生を克明に描写した“嬰児シリーズ”が物語るように、一貫して“いのち”をテーマにし、抽象的で、より具体的な“いのちのかたち”を示してくれます。
篠崎明雄(1934~1993)は、木彫とブロンズ鋳造を中心に、静かにたたずむ独特の造形を生み出した彫刻家です。篠崎は東京芸術大学卒業後、新制作協会を中心に作品を発表しました。1972(昭和47)年、東京芸術大学の職を辞した後、私費でヨーロッパ留学を行ないます。その後の作品は、植物的な生命を感じさせる造形で、宗教的なおごそかさを感じさせてくれます。
本展覧会では、三人の作品を約120点紹介し、近年変わりつつある彫刻のあり方に対して、伝統的な素材や技法をあらためて見直すとともに、空間におよぼす彫刻の力だけでなく、素材と対峙する制作行為そのものがもつ、彫刻の潜在的なちからを感じていただきたいと思います。
- 主催者
- 宇都宮美術館/下野新聞社
※芸術文化振興基金助成事業 - 休催日
- 月曜日(1月14日は開館)および1月15日(火)
- 開催時間
- 午前9時30分 ~ 午後5時
- 入館は午後4時30分まで
- 観覧料
- 一般:700円(560円) 大学生・高校生:500円(400円) 中学生・小学生:300円(240円)
- ( )内は20名以上の団体料金
※身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳の交付を受けている方とその介護者(1名)は無料。
※高校生・中学生・小学生で、宇都宮市内に住んでいるか、市内の学校に通学している方は無料。
※毎月第3日曜日(1月20日)は「家庭の日」です。高校生以下の方を含むご家族が来館された場合、企画展観覧料が一般・大学生は半額、高校生以下は無料となります。 - 展覧会ホームページ
- http://u-moa.jp/exhibition/exhibition.html
イベント情報
ワークショップ 「樹の記憶」
講師 福田 順忠氏(彫刻家)
内容 刃物を使って、樹に刻まれた記憶をたどり、樹に向かい合い、樹の命を感じとる作業です。
日時 2013年2月2日(土)、3日(日) 午前10時~午後4時
会場 宇都宮美術館(20名、無料)
対象 両日とも参加できる、中学生以上の方に限ります。
お申し込み方法 1月19日(土)までにハガキまたはファックスにて、氏名、住所、電話番号、参加人数を明記のうえ下記までお申し込み下さい。
(定員を超えた場合は抽選。当落の結果は美術館からご連絡をさし上げます。)
〒320-0004
宇都宮市長岡町1077宇都宮美術館「樹の記憶」係
FAX:028-643-0895
「学芸員によるギャラリートーク」
日時 会期中毎週土曜日 午後2時~ (ただし2月2日(土)はワークショップのため行いません)
会場 宇都宮美術館 展示室2、3
内容 企画展担当学芸員による作品解説を行います。
入場 企画展チケットをお買い求めの上ご参加ください。
会場情報
登録日:2012年12月18日