ID:36522
第3期コレクション展
特集展示 吉村益信 溢れる実験精神
会場
大分市美術館 展示室1
OITA ART MUSEUM
会期
24年9月25日(火)~12月27日(木)
展覧会概要
第3期コレクション展 特集展示 吉村益信 溢れる実験精神 トクシュウテンジ ヨシムラマスノブ アフレルジッケンセイシン
吉村益信(ますのぶ)(1932(昭和7)-2011(平成23)年)は、1932(昭和7)年、大分市の薬品会社経営者の家に生まれ、1951年、大分第一高等学校(現、大分上野丘高等学校)を卒業し、武蔵野美術学校に入学。同年の夏休みに、磯崎新(いそざきあらた)が所属し、少年時代の赤瀬川原平(あかせがわげんぺい)らが出入りした絵画グループ「新世紀群」を大分市で結成し、その後徐々に、東京での活動を本格化し、1960年に、篠原有司男(しのはらうしお)らとネオ・ダダイズム・オルガナオザー(2回展より、ネオ・ダダ)を結成。実質半年程の活動期間ながら、ジャンクオブジェ、街頭でのパフォーマンス等による激しい反芸術的活動で注目を集め、吉村は、自宅アトリエを、その会場として解放するなどし、同グループにおけるリーダー的な役割を果たしました。
その2年後に渡米。ニューヨークで個展、グループ展を開催し、1966年に帰国し、帰国後は、ネオン・アート、ライト・アートの分野の第一人者として、1970年の大阪万国博に参加しました。
その後、1970年代前半には、一転して反文明的な姿勢を示し、インドの伝承(でんしょう)やエコロジーに傾倒(けいとう)。また70年代後半には、アーティスト・ユニオンの事務局長となり、アーティストの社会的自立を目指しつつ、透視図法(とうしずほう)を用い、テキストを描きこむ作風を展開。80年代以降は、丹沢山系(たんざわさんけい)近郊(きんこう)へ移住し、月を題材に、時間や遠近法をモチーフとする作品を制作しました。
本展では、戦後の美術界の転換期にあって、ネオ・ダダでの活躍と、テクノロジーを用いたオブジェなどで時代の寵児(ちょうじ)となった活動の前期から、エコロジー、遠近法を主なテーマに、具象から抽象の平面へと移行した後半期にいたる、実験精神に溢れる吉村益信の創造の足跡(そくせき)を、所蔵品を中心とした作品・記録写真約70点によりご紹介します。
- 主催者
- 大分市美術館
- 観覧料
- 一般:300(250)円、高校生・大学生:200(150)円
中学生以下は市内市外を問わず無料 - ※( )は団体(20名以上)料金
※上記料金にてコレクション展(常設展)(展示室1~4等)を全てご覧になれます。
※特別展観覧料でコレクション展(常設展)もあわせてご覧いただけます。
※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳提示者とその介護者は無料です。
※コレクション展(常設展)では「大分市美術館年間パスポート」がご利用いただけます。 - 展覧会ホームページ
- http://www.city.oita.oita.jp/www/contents/1345018269570/
会場情報
大分市美術館 オオイタシビジュツカン
OITA ART MUSEUM
- 会場住所
-
〒870-0835
大分市大字上野865 (大分市上野丘公園内) - ホームページ
- https://www.city.oita.oita.jp/bunkasports/bunka/bijutsukan/index.html
登録日:2012年11月20日