ID:36331
近代の女性南画家
奥原晴湖(おくはら せいこ) 跡見花蹊(あとみ かけい) 野口小蘋(のぐち しょうひん)
会場
小山市立車屋美術館
Kurumaya museum of art
会期
2012年11月23日|金| - 2013年1月14日|月・祝|
展覧会概要
近代の女性南画家 奥原晴湖(おくはら せいこ) 跡見花蹊(あとみ かけい) 野口小蘋(のぐち しょうひん) オクハラセイコ アトミカケイ ノグチショウヒン
明治、大正から昭和初期にかけて活躍した女性南画家・奥原晴湖(おくはらせいこ)(一八三七 - 一九一三)、跡見花蹊(あとみかけい)(一八四〇 - 一九二六)、野口小蘋(のぐちしょうひん)(一八四七 - 一九一七)の作品と生涯を紹介します。奥原晴湖は古河藩士の家に生まれ、画家になる為に上京すると一流の文人や政界の名士と交流し詩書画に通じ、豪放闊達な画風で一世を風靡しました。埼玉県熊谷市に隠棲後は各地を遊歴し画境を深めています。跡見花蹊は摂津国木津(現大阪市)に生まれ、明治維新後東京へ出て私立女子学校「跡見学校」を創立した女子教育の先駆者であると同時に、円山派・南画を学び写生に基づいた花卉図から中国風山水まで描き分ける画家であり、また書に優れ花蹊流を成しています。野口小蘋は大阪難波に医師の家に生まれ、日根対山に南画を学びました。明治維新後東京へ出て内国勧業博覧会、シカゴ万博等に出品受賞を重ね、皇室関係の信任も厚く、後に帝室技芸員となり、また文展審査員をつとめるなど近代南画の旗手となりました。幕末から近代初頭、社会動向と密接に関係して激しく揺れ動いた画壇にあって、三人の女性画家たちは伝統的な技術と画題を基盤として、近代的な写実性を加味した山水や花卉図等を描き画家として一家を成しました。
本展覧会では、三人の主要作品とともに小山や近隣に伝わる優品をご紹介します。卓抜した画技と瑞々しい感性をもって絵筆一本で時代を切り拓いた、三人の女性南画家の画境をお楽しみください。
- 主催者
- 小山市立車屋美術館
- 協賛・協力等
- 後援 朝日新聞宇都宮総局、NHK宇都宮放送局、エフエム栃木、産経新聞社宇都宮支局、株式会社下野新聞社、テレビ小山放送株式会社、東京新聞宇都宮支局、株式会社とちぎテレビ、栃木放送、毎日新聞社宇都宮支局、読売新聞宇都宮支局
- 休催日
- 11月26日、12月3日・10日・17日・25日・28日-1月3日・7日
- 開催時間
- 9時 ~ 17時
- 入館は16時30分まで
- 観覧料
- 一般400円(300円)、高校・大学生250円(150円)、中学生以下無料
- ( )内は20名様以上の団体料金
障がい者手帳をお持ちの方と付添者1名無料
無料公開日 11月23日(金)勤労感謝の日、1月14日(月)成人の日 - 展示替え情報
- *会期中一部展示替えがあります
[前期11/23 - 12/21]
[後期12/22 - 1/14]
イベント情報
関連事業 申し込みは車屋美術館(0285-41-0968)
○記念講演会
『国が認めた初の女性画家 ― 帝室技芸員・野口小蘋』
講師:山盛弥生(実践女子学園香雪記念資料館研究員、実践女子大学非常勤講師)
12月9日(日) 14:00-
小山市立博物館 (小山市乙女1-31-7)
定員80名(要申込) 参加無料
○『フェルトでクリスマスオーナメント』講師:松嶋利枝(造形家)
11月25日(日) 14:00-
小山市立博物館 (小山市乙女1-31-7)
定員15名(要申込) 参加費 300円
○『透明でキラキラ 樹脂で好きな物を閉じ込めよう』講師:当館スタッフ
12月16日(日) 14:00-
小山市立博物館 (小山市乙女1-31-7)
定員15名(要申込) 参加費 300円
○研修会 『奥原晴湖画室“繍水草堂”を訪ねる』
1月11日(金) 13:00 車屋美術館駐車場出発
奥原晴湖画室繍水草堂、鷹見泉石記念館、古河歴史博物館 (茨城県古河市中央町3-10-56)
定員20名(要申込) 観覧料が必要
○ギャラリートーク
12月15日(土)、1月12日(土)14:00-
予約不要。観覧券をお持ちの上、企画展示室へお越しください。
会場情報
小山市立車屋美術館 オヤマシリツクルマヤビジュツカン
Kurumaya museum of art
- 会場住所
-
〒329-0214
小山市乙女3-10-34 - ホームページ
- https://www.city.oyama.tochigi.jp/site/kurumayamuseum/
登録日:2012年10月31日