ID:36060
大竹利絵子展
たぶん、ミミ
会場
小山登美夫ギャラリー(東京) 7F
会期
2012年11月17日(土)―12月15日(士)
展覧会概要
大竹利絵子展 オオタケリエコテン たぶん、ミミ
本展覧会は、江東区清澄の小山登美夫ギャラリーの7Fの大きなスペースを使った、大竹にとってはじめての展示です。2メートルを越える少女の立像や男の子、鹿やカモなど、木彫作品10点ほどが展示される予定です。展覧会タイトル「たぶん、ミミ」の「ミミ」は、大竹自身も会ったことがない知らない子の名前です。「まだ知らないことや、あることとないこととその間のことについて、作品と展示構成で探りたい」と、彼女は展覧会について説明します。これは大竹が継続して取り組んでいるテーマで、美術評論家の峯村敏明は前回の個展「夢みたいな」についても、大竹の「存在」についての考察の深さを、次のように書いています。
まだうら若い(だろう)作家が、自らの内にたゆたう少女めいた心性を、あることの不確かさ、両義性へと柔らかく客観化し、さらに「われ」と「かれ」、「大なるもの」と「小なるもの」、「ここ」と「かしこ」、「今見る世界」と「いつか見た世界」等の二貢間で分有される感覚、空間的・構造的把握へと着実に進み出しているではないか。(中略)並の抽象彫刻も及ばぬ的確さで彫刻の中心命題たる「存在」の不可思議にぴたりと錘鉛を下ろしているかに見えることの、何という心憎さ。
(峯村敏明「止まり木が鳥でもあるような ―大竹利絵子の木彫に寄せて―」『Rieko Otake Dreamlike』2010年)
今年5~6月に渋谷ヒカリエの8/ART GALLERY/Tomio Koyama Gallery で開催された、大竹利絵子・川島秀明・小出ナオキの3人展で、はじめて大竹の作品をご覧になった方もおられるかもしれません。大型の作品をまとまってみられるこの機会に、ぜひご来廊ください。
イベント情報
オープニングレセプション 11月17日(土)6:00-8:00pm
会場情報
小山登美夫ギャラリー(東京) コヤマトミオギャラリー
- 会場住所
-
〒135-0024
江東区清澄1-3-2-7F - ホームページ
- http://www.tomiokoyamagallery.com/tkgt/
登録日:2012年10月10日