ID:35861
京都市美術館コレクション展 第2期
Masterpieces from the Permanent Collection 2
京の画塾細見 A Close Look at Private Art Schools of Kyoto
会場
京都市美術館
KYOTO MUNICIPAL MUSEUM OF ART
会期
2012年 8月25日(土)―11月25日(日)
前期(8/25―9/30),後期(10/2―11/25)
展覧会概要
京都市美術館コレクション展 第2期 京の画塾細見 キョウノガジュクホソミ
Masterpieces from the Permanent Collection 2 A Close Look at Private Art Schools of Kyoto
家塾や私塾として始まった画塾は,近代の京都の日本画の一つの特色であります。円山・四条派が確立した市井の写生視点で描く姿勢は,近代に入って画塾という教育システムを形成するばかりではなく,京都画壇を形成し,さらに洋画とも競う世界を作り上げ発展しました。京都画壇の個性表現の人物画,山里の風景画,そして生態の描かれた動物や花鳥画は,日本の印象派として「今日」のモダンを描いてきたといっても過言ではないでしょう。竹内栖鳳の「竹杖会」,山元春挙の「早苗会」,西村五雲の「晨鳥社」,西山翆嶂の「青甲社」そして堂本印象の「東丘社」や菊池契月塾・中村大三郎画塾などの多くの画塾は,京都の美術や産業を支えてきました。戦前までの画塾の歴史を回顧するとともに,画塾の存在意味を展観します。
- 主催者
- 京都市
- 休催日
- 月曜日(祝日の場合は開館)
- 開催時間
- 午前9時 ~ 午後5時
- 入場は午後4時30分まで
- 観覧料
- 大人500円(400円),小・中学生300円(200円)
- ※観覧料の( )内は20名以上の団体料金,京都市内在住の70歳以上の方(京都市敬老乗車証等で確認)と小・中学生及び高校生等は無料。障害者の手帳等を提示の方は無料。
※10月26日(金)から10月28日(日)は午後8時まで夜間開館(入場は午後7時30分まで)。
※「家族でお出かけ節電キャンペーンin Kyoto」関連事業として8月25日(土)から9月7日(金)まで展覧会入場は無料。 - 展示替え情報
- 前期(8/25―9/30),後期(10/2―11/25)詳細はお問い合わせください。竹内栖鳳《絵になる最初》の展示は8/25―10/28。
- 展覧会ホームページ
- http://www.city.kyoto.jp/bunshi/kmma/exhibition/collect_2-2012.html
イベント情報
●ギャラリー・トーク
日時=会期中各土曜日 15:00―16:30(ただし11月3日はのぞく)
夜間ギャラリー・トーク 10月28日(日)18:30―19:30
場所=展覧会会場(要入場券)
講師=尾﨑眞人(当館学芸課長)
●京都画壇「画塾」講座
鈴木百年・松年塾,山元春挙の早苗会,竹内栖鳳の竹杖会,西村五雲の晨鳥社,菊池塾,堂本印象の東丘社,中村大三郎塾の塾を紹介。
日時=会期中の日曜日 13:00―14:30
場所=美術館講演室(入場券もしくは半券提示)
9月30日(日) 松尾芳樹(京都市立芸術大学 芸術資料館 資料係長)「鈴木百年・松年塾」
10月7日(日) 尾﨑眞人(当館学芸課長)「竹内栖鳳と竹杖会」
10月14日(日) 横谷賢一郎(大津市歴史博物館 学芸主査)「山元春挙と早苗会」
10月21日(日) 尾﨑眞人(当館学芸課長)「菊池塾」
10月28日(日) 尾﨑眞人(当館学芸課長)「西山翆嶂と青甲社」
11月4日(日) 小倉実子(京都国立近代美術館 主任研究員)「西村五雲と晨鳥社」
11月11日(日) 山田由希代(京都府立堂本印象美術館 主任学芸員)「堂本印象と東丘社」
11月18日(日) 植田彩芳子(京都府京都文化博物館 学芸員)「中村大三郎画塾」
11月25日(日) 尾﨑眞人(当館学芸課長)「さまざまな京の画塾」
●「美術館探検パスポート」事業 ワークショップ「なりきり遊び―花や動物になろう」
日時=11月23日(金・祝)14:00―16:00
場所=美術館講演室
講師=尾﨑眞人(当館学芸課長)
対象=小学校2年―4年生(20名)
応募方法=はがきに名前・学校名・学年・連絡先電話番号を記載して美術館宛にお送りください。11月10日消印有効(参加者多数の場合は抽選、美術館より連絡)
●京都画壇プチ講座―作品から京都画壇はこう読める―
近代・現代美術の視点から,京都画壇で何がおきていたのかを描かれた作品から問う事で,京都画壇の歴史的役割を新たに評価する講座。
日時=会期中各日曜日 15:00―16:30
場所=美術館講演室
講師=尾﨑眞人(当館学芸課長)
8月26日(日) 「なぜ家塾・私塾・画塾といわれるのか」
9月2日(日) 「なぜ京都画壇は誕生したのか」
9月9日(日) 「なぜ上村松園は美人画家となったか」
9月16日(日) 「なぜ栖鳳は裸体写生と光に美をもとめたのか」
9月23日(日) 「なぜ梶原緋佐子は社会化する女性を記号化したのか」
9月30日(日) 「なぜ悪魔的女性美は京都で生まれたのか」
10月7日(日) 「なぜ京都の名所絵は描かれなくなったのか」
10月14日(日) 「なぜ菊池契月塾は美人画の競演をおこなったのか」
10月21日(日) 「なぜアジアの外地風景はそれぞれ描かれたのか」
10月28日(日) 「なぜ栖鳳は大正期に生活風景画を描いたのか」
11月4日(日) 「なぜ画塾は学校制度に負けたのか」
11月11日(日) 「なぜ京都の女性画家は風俗(=通俗)を描いたのか」
11月18日(日) 「なぜ横山大観は京都の画塾制度を否定したか」
11月25日(日) 「なぜ秋野不矩と廣田多津は戦後を乗り越えられたか」
会場情報
京都市美術館 キョウトシビジュツカン
KYOTO MUNICIPAL MUSEUM OF ART
- 会場住所
-
〒606-8344
京都市左京区岡崎円勝寺町124 - ホームページ
- http://www2.city.kyoto.lg.jp/bunshi/kmma/
登録日:2012年9月22日