ID:35034

平成24年度国立美術館巡回展

国立西洋美術館所蔵 ヨーロッパの近代美術

―美との対話―

会場

井原市立田中美術館

Ibara City Hirakushi Denchu Art Museum

会期

平成24(2012)年10月5日(金)~11月25日(日)

展覧会概要

平成24年度国立美術館巡回展 国立西洋美術館所蔵 ヨーロッパの近代美術 コクリツセイヨウビジュツカンショゾウ ヨーロッパノキンダイビジュツ ―美との対話―

美術館・博物館などの施設が集まる文化の薫り高い地、東京・上野に位置する国立西洋美術館は、広く西洋美術全般を対象とする唯一の国立美術館です。
収蔵品の中核となっているのは、松方(まつかた)幸次郎(こうじろう)がヨーロッパで蒐集につとめた絵画彫刻(松方コレクション)です。松方は日本の若者がヨーロッパ美術の神髄に触れることが出来る美術館設置を夢み、ロンドン、パリを中心に美術品の蒐集をしていました。
しかし、コレクションは昭和2年の金融恐慌により一部が散逸(さんいつ)。また第2次大戦後、パリにあった作品も敵国財産としてフランス政府に接収されてしまいました。
昭和26年サンフランシスコ条約により、その接収された365点は国立の美術館を設置することを条件に日本に返還され、昭和34年、国立西洋美術館は開館しました。
この数奇な運命をたどった珠玉の名品に加えて、美術愛好家達による寄贈や新たに購入された作品が並ぶ所蔵品の中から、本展では、ロマン主義のドラクロワ、印象派のモネ、ルノワール、後期印象派のゴーガン、フォービスムのヴラマンク、キュビスムのピカソ、レジェなど19世紀から20世紀にかけての近代フランス絵画。
版画においてはフランスで活躍した作家に限らず、スペイン最大の画家であるゴヤ、ノルウェーの国民的な画家であるムンクなど。また近代彫刻に革命をもたらしたロダン、20世紀の彫刻の礎を築いたマイヨールなど47作家、全80点を展示します。
ここ井原の地で、国立西洋美術館の所蔵品をまとまった形(油彩40点・版画36点・彫刻4点)で鑑賞することのできるまたとないこの機会に、西洋美術の神髄を、ぜひご堪能ください。

主催者
国立西洋美術館、井原市立田中美術館、岡山県教育委員会
協賛・協力等
共催
山陽新聞社
休催日
月曜日
ただし、10月8日(月・祝)は開館し、10月9日(火)が休館いたします
開催時間
午前9時 ~ 午後5時
入館は午後4時30分まで
観覧料
一般:700円(560円)
65歳以上:350円(280円)
高校生以下 無料
※( )内は有料団体20名以上の料金
展覧会ホームページ
http://www.city.ibara.okayama.jp/denchu_museum/exhibit/exhibit_history/201210.html

イベント情報

■記念講演会 <聴講無料・事前申込不要>
日時:11/10(土) 13時30分~15時
会場:井原市民会館 鏡獅子の間
講師:国立西洋美術館 主任研究員 陳岡(じんがおか)めぐみ 氏
演題:「国立西洋美術館と松方コレクション」

■当館学芸員によるギャラリートーク <要・入館料>
展覧会の解説案内をいたします。
日時:11/1日(木) 13時30分~
会場:特別展展示室

会場情報

井原市立田中美術館 イバラシリツヒラクシデンチュウビジュツカン

Ibara City Hirakushi Denchu Art Museum

会場住所
〒715-8601
井原市井原町315
ホームページ
https://www.city.ibara.okayama.jp/denchu_museum/
更新日:2024年10月22日
登録日:2012年7月7日