ID:35029
開館30周年記念企画展
30th Anniversary Temporary Exhibition:
白磁を飾る青 Blue-and-White Ware of the Joseon Dynasty
朝鮮時代の青花
会場
大阪市立東洋陶磁美術館
The Museum of Oriental Ceramics, Osaka
会期
平成24年8月4日(土)-10月14日(日)
展覧会概要
開館30周年記念企画展 白磁を飾る青 ハクジヲカザルアオ 朝鮮時代の青花
30th Anniversary Temporary Exhibition: Blue-and-White Ware of the Joseon Dynasty
朝鮮王朝の文人に愛された青と白の美
白磁にコバルトで青く絵付けをする「青花白磁」。堅牢(けんろう)で実用性に富むため人々の生活に浸透し、もっとも親しまれた器ではないでしょうか。中国・元時代後期に完成した「青花」は、朝鮮をはじめ、アジア各地で生産され流行しましたが、その時代や地域によって、魅力は異なっています。とくに朝鮮王朝(1392-1910)では、儒教の理念のもとで倹約を美徳としたため、青花さえもぜいたく品とし、独自な様式を作り上げました。
15世紀半ばに生産が始まった朝鮮時代の青花は、京畿道広州(けいきどうこうしゅう)一帯に広がる宮中の御用品を焼く官窯(かんよう)「分院(ぶんいん)」で生産が本格化します。
高価で希少なその顔料のため、青花の絵付は宮廷専門画員が行い、初期の作品は精緻で一幅の絵画のような展開を見せます。18世紀前半の淡く清楚な草花文を描いた「秋草手」や、19世紀の朝鮮の文人たちに愛された水滴、筆筒などのさまざまな文房具は、のちに近代日本でも珍重されました。本展では、500余年の長きにわたる朝鮮王朝時代に製作された「青花白磁」約40点をもとに、同時代の漆器なども合わせ展示し、独自の美を創出し発展を遂げた「青花」の魅力を紹介します。
さらに、本展に併せて、館蔵品の平常展においても数多くの青花を展示します。
- 主催者
- 大阪市立東洋陶磁美術館
- 休催日
- 月曜日(9/17、10/8は開館)、9月18日(火)、10月9日(火)
- 開催時間
- 午前9時30分 ~ 午後5時
- 入館は閉館の30分前まで
- 観覧料
- 一般600円(480円)、高大生360円(300円)
- ・( )内は20名以上の団体料金・身体障害者手帳、ツルのマーク付健康手帳、大阪市敬老優待乗車証などをお持ちの方、中学生以下は無料
- 展覧会ホームページ
- http://www.moco.or.jp/exhibition/2011/08.html
会場情報
大阪市立東洋陶磁美術館 オオサカシリツトウヨウトウジビジュツカン
The Museum of Oriental Ceramics, Osaka
- 会場住所
-
〒530-0005
大阪市北区中之島1-1-26 - ホームページ
- http://www.moco.or.jp/
- 問い合わせ先
- TEL.06-6223-0055
登録日:2012年7月7日