ID:3482
《常設展》高田博厚の世界
―常時開催―
会場
福井市美術館
FUKUI CITY ART MUSEUM
会期
2001年11月28日(水) ~ 2004年12月31日(金)
展覧会概要
《常設展》高田博厚の世界 タカタヒロアツノセカイ ―常時開催―
「高田は指で思索する」―ロマン・ロラン
彫刻家高田博厚は、2歳から18歳までの多感な時代を福井で過ごしました。
早くから哲学や文学、芸術に目覚め、後の東京時代やパリ時代には、当時の優れた数多くの知識人と交友を深め、彫刻家としてのみならず、文筆家、思想家としても活躍しました。
フランスの美の伝統や近代彫刻の巨匠たちの作品に触れ、また古代彫刻で彫刻の法則を感得した高田は、対象の中に潜む、本質の普遍性を形として表現しようと、生涯模索し続けました。
この常設展「高田博厚の世界」は、東西の知識人との幅広い交友をもとに、孤独と貧困の中、ひたむきに粘土と格闘した高田の全貌を、肖像を中心に彫刻約80点、デッサン約10点と映像などで紹介します。
展示室は4室で構成されています。第1展示室では、映像によって高田の彫刻人生が概観でき、第2展示室では、渡仏前の画家や詩人との交友と、彼らをモデルにした肖像作品を間近にみることができます。また、第3展示室では、ドキュメントパネルと作品の象徴的な展示によって、高田の彫刻人生において最も充実したパリ時代が紹介されており、彼の芸術世界を知ることができます。次の第4展示室では、「福井と高田博厚」「素材の違う作品」「彫刻のできるまで」などの小テーマが設けられ、高田の人物や彫刻を別の角度から理解することができます。このほか、屋外にも作品が展示されています。
【展示作品】
「海」 1962年 ブロンズ
「水浴」 1961年 ブロンズ
「ロマン・ロラン」 1961年 ブロンズ
「ジャン・コクトー」 1961年 セメント
「中原中也」 1958年 ブロンズ
「高村光太郎」 1958年 ブロンズ
「マルセル・マルチネ」 1931年 ブロンズ
- 主催者
- 福井市美術館
- 休催日
- 月曜日及び祝日の翌日(日曜日を除く)、年末年始(12/28-1/4)
- 観覧料
- 一般、大・高生100円、20名以上の団体50円、中学生以下、70歳以上、障害者の方は無料
- 展覧会ホームページ
- http://www.art.museum.city.fukui.fukui.jp/
- 展覧会問合わせ先
- 0776-33-2990
会場情報
福井市美術館 フクイシビジュツカン
FUKUI CITY ART MUSEUM
- 会場住所
-
〒918-8112
福井市下馬3-1111 - ホームページ
- http://www.art.museum.city.fukui.fukui.jp/
登録日:1999年3月31日