ID:34768
開館30周年記念
生誕100年/追悼
彫刻家 佐藤忠良展 Churyo Sato, Master of Postwar Sculpture: Commemorating the Centennial of His Birth
―"人間"を探求しつづけた表現者の歩み―
会場
北海道立旭川美術館
Hokkaido Asahikawa Museum of Art
会期
2012年7月4日(水)→8月26日(日)
展覧会概要
開館30周年記念
生誕100年/追悼 彫刻家 佐藤忠良展 チョウコクカ サトウチュウリョウテン ―"人間"を探求しつづけた表現者の歩み―
Churyo Sato, Master of Postwar Sculpture: Commemorating the Centennial of His Birth
佐藤忠良(1912-2011)は宮城県に生まれ、父の病没にともない、7歳の年に母の実家がある北海道夕張町(現・夕張市)に転居しました。札幌第二中学校(現・北海道札幌西高等学校)に進学し、群馬県出身の岩瀬久雄との共同生活のなか、多感な精神形成の時期をおくりました。1934(昭和9)年、東京美術学校(現・東京藝術大学)彫刻科に入学。在学中から国画会展に入選し、1939(昭和14)年には、新制作派協会彫刻部創立に参加しましたが、1944(昭和19)年に応召。過酷なシベリア抑留を経験し、1948(昭和23)年に帰国を果たしました。
1952(昭和27)年、<群馬の人>を発表すると、あるがままの日本人の顔がはじめて表現されたと、大きな注目を集めます。以後、市井の男女の頭像や、帽子やジーンズをまとった現代女性像、無邪気なしぐさの少年少女像などで戦後日本の具象彫刻をリードします。1981(昭和56)年には、パリのロダン美術館で個展を開催、国内外で評価を確立しました。
このたび、佐藤忠良の生誕100年と没後1年を期して開催する本展は、宮城県美術館佐藤忠良記念館ならびに佐川美術館が所蔵する彫刻、絵画等の代表作にくわえ、肖像彫刻、トロフィーやメダルなどもまじえ、「リアリズム」というキーワードにより、その創造の軌跡をふりかえろうとするものです。この彫刻家が社会のなかで果たしてきた使命と、作品が多くの人々に愛されてきた理由を、あらためて理解いただけることでしょう。
また、1975(昭和50)年、第1回旭川市民実行委員会による展覧会として「佐藤忠良展」が開催されたのをはじめ、さまざまなかたちで旭川と深いかかわりをはぐくんだ彫刻家でもありました。1989(平成元)年に開催された「佐藤忠良のすべて」展に続く、旭川市民実行委員会による3回目の「佐藤忠良展」を通して、彫刻の街・旭川と、この彫刻家のきずなを、市民の皆さんに知っていただく格好の機会となるでしょう。
- 主催者
- 北海道立旭川美術館、「彫刻家・佐藤忠良展」旭川市民実行委員会、読売新聞社、美術館連絡協議会
- 協賛・協力等
- 企画協力/宮城県美術館
後援/旭川市、旭川市教育委員会、愛別町教育委員会、上川町教育委員会、鷹栖町教育委員会、当麻町教育委員会、美瑛町教育委員会、東神楽町教育委員会、東川町教育委員会、比布町教育委員会、北海道新聞旭川支社、NHK旭川放送局、(株)旭川シティネットワーク/FMりベーる、(株)北のまち新聞社 あさひかわ新聞、旭川商工会議所
協賛/ライオン、清水建設、大日本印刷、損保ジャパン
協力/株式会社SDアート、佐川印刷株式会社 - 休催日
- 月曜日(ただし7月16日[月]海の日は開館)、7月17日[火]
- 開催時間
- 午前9時30分 ~ 午後5時
- 入場は午後4時30分まで
- 観覧料
- 一般900(700)円、高大生600(400)円、中学生以下は無料
- ( )内は前売および10名以上の団体料金。
※学校教育活動としての利用の場合、小・中・高校生とその引率者は無料。
※リピーター割引、ファミリー割引、旭川リンクリンクミュージアムによる割引など、お得な割引料金もあります。くわしくは北海道立旭川美術館(0166-25-2577)までお問い合わせください。
※前売券は7月3日(火)まで当館で販売します。(休館日をのぞく)
イベント情報
対談「佐藤忠良さんを語る」
講師:笹戸千津子氏(彫刻家)、山根基世氏(LLP「ことばの杜」代表、元NHKアナウンサー)
日時:7月4日(水)午前10時30分~12時
会場:当館ロビー※聴講無料、席数に限りがあります。
絵本「おおきなかぶ」よみきかせ
佐藤忠良原画による絵本「おおきなかぶ」をはじめとする絵本のよみきかせを、展示室内で行います。原画とあわせてお楽しみください。
日時:7月7日(土)、14日(土)、21日(土)、8月4日(土)
各日とも午後2時~(約30分)
会場:「彫刻家・佐藤忠良展」会場(高校生以上は観覧券が必要です)
よみきかせ担当:ののはな/まほうのて/ぽわぽわ/赤いてぶくろ
造形まつリ
旭川美術館で、わいわい楽しくものづくり。
今年の夏休みは、旭川美術館へGO!
日時:7月28日(土)、29日(日)午前10時~午後3時
対象:小中学生、一般の方々
参加料:無料、申し込み不要
会場:北海道立旭川美術館○正面玄関前、ロビー、講堂 旭川市常磐公園内 TEL 0166-25-2577
会場情報
北海道立旭川美術館 ホッカイドウリツアサヒカワビジュツカン
Hokkaido Asahikawa Museum of Art
- 会場住所
-
〒070-0044
旭川市常磐公園内 - ホームページ
- https://artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp/abj
登録日:2012年6月23日