ID:34462
高橋余一
「生活絵巻」展
‐暮らしのありかを思い出す‐
会場
美濃加茂市民ミュージアム(みのかも文化の森) 企画展示室
Minokamo City Museum
会期
2012(平成24)年4月14日(土曜日)~6月3日(日曜日)
展覧会概要
高橋余一 「生活絵巻」展 「セイカツエマキ」テン ‐暮らしのありかを思い出す‐
高橋余一(たかはしよいち)の描いた「生活絵巻」は、明治期から昭和期にかけて加茂郡古井村(かもぐんこびむら、大正13年からは古井町、現・美濃加茂市)に暮らした人々の日常をシンプルな画風で描いたものです。
余一の死後、遺族によって絵巻に仕立てられ、1993年(平成5年)には貴重な記録資料として美濃加茂市指定有形文化財に指定されました。
高橋余一は、1898年(明治31年)古井村に生まれました。若い頃、大阪に出て簿記学校へ通うかたわら、京都の絵画塾で日本画を学びました。帰郷後は小学校の代用教員や会社勤めをします。定年退職後、病に倒れ自宅で療養生活を送ることになりました。医者に散歩をすすめられ、町内を歩くうちにふるさとの暮らしや文化をのこしたいという気持ちを強くします。そして自らの記憶をたどり得意だった絵で記録し続けました。
「生活絵巻」は、農業や養蚕をはじめとする生業、祭りや年中行事、時代の流行もの、さまざまな習俗の有様が自然な構図でとらえられ、淡い彩色で仕上げられています。添えられた文とともに「記憶」の遺産として歴史的な価値が極めて高いものです。
高度成長期とともに消えていった古井の日々の風景が「生活絵巻」にはあります。本展では、失くしてはならないものを伝えようとした余一の心にふれていただき、余一のそして私たちにとっての‘暮らしのありか’を探していただければ幸いです。展示数約40点。
- 休催日
- 4月16日、23日、24日、5月1日、7日、14日、21日、22日、28日
- 開催時間
- 9時00分 ~ 17時00分
- 観覧料
- 無料
- 展覧会ホームページ
- http://www.forest.minokamo.gifu.jp/tenrankai/24/2012_01.html
イベント情報
関連事業
名称 ミュージアムフォーラム 講演会「「生活絵巻」と人々の暮らし」
内容 明治期から昭和期の人々の暮らしが描かれる「生活絵巻」を、記録資料の側面から読み解きます。
講師 岐阜大学教育学部 伊東久之教授
日時 2012年5月26日(土) 13:30~15:00
会場 研修室
参加料 無料
申し込み方法 申込不要、当日受付(30分前より)
名称 ミュージアムイベント(1) 「道草 余一の見た風景」
内容 「生活絵巻」に登場する場所を歩いて巡ります。
日時 2012年5月19日(土) 13:30~15:00
会場 美濃加茂市川合地区ほか(現地集合、解散)
参加料 無料
定員 20名
申し込み方法 事前申込(はがきまたは直接来館、ホームページ専用フォームによる。多数の場合抽選)
申込期間 4月21日(土)~5月6日(日)
※詳細は、後日参加者に御連絡します。
名称 ミュージアムイベント(2)四季を食べる講座 特別講座「端午の節句を祝う」
内容 かつての暮らしに見られた端午の節句を体験します。鯉のぼりを立て、ヨモギとショウブを屋根にふきます。ちまきを作ります。
持ち物 エプロン、三角巾
日時 2012年4月21日(土)10:00~13:00
会場 生活体験館(まゆの家)
参加料 300円
定員 20名
申し込み方法 事前申込(はがきまたは直接来館、ホームページ専用フォームによる。多数の場合抽選)
申込期間 3月24日(土)~4月8日(日)
名称 ていねいな暮らし講座「お茶摘み」
内容 お茶の葉を摘んで、番茶を作ります。(雨天中止)
日時 2012年5月3日(祝・木) 9:30~12:00
会場 生活体験館(まゆの家)
参加料 100円
定員 20名
申し込み方法 申込不要、当日受付(30分前より)
名称 ミュージアムトーク
内容 当館学芸員が展示解説をします。
日時 2012年4月15日(日)2012年5月18日(金) ※ いずれも(1)11:00~ (2)14:00~(各30分程度)
会場 企画展示室
申し込み方法 申込不要
会場情報
美濃加茂市民ミュージアム(みのかも文化の森) ミノカモシミンミュージアム
Minokamo City Museum
- 会場住所
-
〒505-0004
美濃加茂市蜂屋町上蜂屋3299-1 - ホームページ
- http://www.forest.minokamo.gifu.jp/
登録日:2012年6月2日