ID:3444
機と布
会場
秋田県立博物館
Akita Prefectural Museum
会期
2001年11月23日(金) ~ 2002年3月24日(日)
展覧会概要
機と布 ハタトヌノ
この展示は秋田で用いられた様々な機織り機と、布を紹介する展示です。
展示は、
1.暮らしの中の織物
2.糸をつくる材料と技術
3.機と織りのいろいろ
4.地機のいろいろ
5.糸を作ってみよう 機で織ってみよう
という5つのコーナーから成り立っています。
「暮らしの中の織物」のコーナーでは、秋田で暮らした人々が、身近な植物などを用いて、自分たちが使うためにつくった布を中心に、県内で産業として作られた布を併せて展示します。布は素材ごとに、マダ、フジ、カラムシ・イラクサ、アサ、ワタ、絹、ゼンマイ、羽毛、裂き織り(ぼろ布)の九つに分けて展示されています。展示されている布は、衣類などに仕立てられて暮らしの中で使用されたものです。
「糸をつくる材料と技術」のコーナーでは、それぞれの材料と、それらから糸をつくる方法を実資料と解説パネルで紹介しています。
「機と織りのいろいろ」のコーナーでは手足機、菰編み台、原始機、地機、筵機、高機をこの順序で紹介します。一般によく知られているのが高機と呼ばれている機織り機です。腰掛けた姿勢で織る大型の機織り機です。地機はそれより古くからある機織り機で、高機に比べると小型で、両足を投げ出してベタッと座った姿勢で織ります。
高機は、どちらかというと織物を専門に作る人が使用しました。それに対して、地機は、仕掛けが簡単で、一般の人が自家用の織物をつくるのに使用していました。
「地機のいろいろ」のコーナーでは、特に詳しく県内各地の地機の実物をたくさん見ていただきます。
北から鹿角市花輪の機、大館市雪沢の機、男鹿市の機、協和町の機2種、象潟町の機2種が展示されています。また、本県が隣接する山形県、岩手県、青森県の地機については基本的に写真パネルで紹介しますが、新潟県の機のみ実物を展示します。
「糸を作ってみよう 機で織ってみよう」のコーナーでは、マダなどを用いた糸績み、綿花を用いた糸紡ぎが体験できます。また、手足機、アンギンや、菰を編む台、原始機、地機、筵機、高機を用いて実際に織ってみる体験もできます。
- 主催者
- 秋田県立博物館
- 休催日
- 休館日
- 観覧料
- 無料
- 展覧会ホームページ
- http://homepage3.nifty.com/akitamus/
- 展覧会問合わせ先
- TEL:018-873-4121/FAX:018-873-4123
会場情報
秋田県立博物館 アキタケンリツハクブツカン
Akita Prefectural Museum
- 会場住所
-
〒010-0124
秋田市金足鳰崎字後山52
登録日:1999年3月31日