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水絵への情熱―

中西利雄と蒼原会の画家たち A Passion for Watercolour

会場

茨城県つくば美術館

TSUKUBA MUSEUM OF ART, IBARAKI

会期

平成24年10月27日(土)~12月2日(日)

展覧会概要

水絵への情熱― 中西利雄と蒼原会の画家たち ナカニシトシオトソウゲンカイノガカタチ

A Passion for Watercolour

幕末から明治に日本に移入された水彩画(水絵)は、明治末期になると広く浸透して大いに隆盛をみたものの、大正期以後、徐々に不振の傾向を示していきます。この不振を打破しようとする中西利雄ら若い画家たちが集ったのが、水絵の研究グループ「蒼原会」でした。
中西は東京美術学校に入学した大正11年、日本水彩画会仮研究所の仲間であった小山良修、富田通雄とともに「東京三脚会」を作り、若い同志を募って水絵の研鑽に励みます。2年後には会の名称を「蒼原会」にあらため、その活動も写生会、人体研究会、展覧会など、研究グループとして拡がりをみせていきます。昭和5年頃からは地方支部が設けられたり、各地で水絵の講習会を開催したりと活動は全国に展開し、ここから小堀進などの次代を担う水彩画家たちも育っていきました。
水絵に情熱を傾けた彼らのこうした活動は、水彩画革新の上で大きな役割を担いましたが、公になっている資料も少なく、その全貌はかならずしも詳らかではありません。
本展では、昭和の水彩画史に大きな足跡を残した中西利雄を中心とする蒼原会の活動を、新たに発掘した資料等により明らかにするとともに、あらためて検証しようとするものです。

主催者
茨城県つくば美術館(茨城県近代美術館つくば分館)
協賛・協力等
後援:公益社団法人 日本水彩画会
助成:芸術文化振興基金
休催日
月曜日(10/29、11/5・12・19・26)
開催時間
午前9時30分 ~ 午後5時
入場は4時30分まで
観覧料
一般480(420)円 高大生380(320)円 小中生280(220)円
※( )内は20名以上の団体料金 ※期間中の土曜日は高校生以下無料
※満70歳以上の方、障害者手帳をお持ちの方と同伴者1名は無料
その他免除規定の詳細は美術館までお問い合わせ下さい。

◎11月13日(火)は県民の日のため入場無料!!
展覧会ホームページ
http://www.tsukuba.museum.ibk.ed.jp/kikakuten2012.html

イベント情報

◆講演会「父・中西 利雄を語る」
日時:11月17日(土)午後1時30分~
会場:当館2階講座室
講師:中西 利一郎(中西 利雄 長男)
*聞き手:山口 和子(本展担当学芸員)

水彩画の革新者:中西利雄について、ご遺族でなければ語れない、画家の人となりや様々なエピソードなどについて、お話しいただきます。

◆親子で楽しむ水彩画ワークショップ「透明ないろ・不透明ないろ」
日時:11月4日(日)午前10時30分~午後3時30分
会場:当館2階講座室
講師:小野 月世(水彩画家・日本水彩画会監事)
定員:親子10組20名程度(子供は小学生)
※参加費等がかかりますので、詳細は当館までお問い合わせください。

【往復ハガキによる申込抽選制】
申込方法:往復ハガキでお申し込みください。ハガキ1枚につき親子1組といたします。往信面裏に参加する方全員の氏名、お子様の学年、住所、電話番号、また返信面には返送先の住所、氏名をご記入ください。
申込先:〒305-0031 つくば市吾妻2-8 茨城県つくば美術館 ワークショップ係
締切り:平成24年10月21日(日)当日消印有効(希望者多数の場合は抽選となります)
参加の可否は10月29日(月)頃までに返信ハガキで通知いたします。

◆土曜講座「蒼原会の活動:水彩画に情熱を傾けた男たち」
日時:11月10日(土)午後1時30分~
会場:当館2階講座室
講師:山口 和子(本展担当学芸員)

全国の水彩を志す者たちに大きな刺激を与えた蒼原会の様々な活動、またそれを支えた画家たちについてお話しします。

◆担当学芸員によるギャラリートーク
日時:11月3日(土)、25日(日)いずれも午後1時30分~
会場:展示室
※参加自由、入場券をお持ちの上ご参加下さい。

会場情報

茨城県つくば美術館 イバラキケンツクバビジュツカン

TSUKUBA MUSEUM OF ART, IBARAKI

会場住所
〒305-0031
つくば市吾妻2-8
ホームページ
https://www.tsukuba.museum.ibk.ed.jp/
更新日:2012年9月18日
登録日:2012年5月19日