ID:33493
中国への憧れ
江戸の文人画
会場
本間美術館
Homma Museum of Art
会期
11月22日(木)~12月21日(金)
展覧会概要
中国への憧れ 江戸の文人画 エドノブンジンガ
江戸時代中期頃より、創造性が失われた狩野派や土佐派に代わるかのように、京都を中心に個性的な画家たちが輩出され、特徴ある様々な流派が興ります。そのひとつが文人画です。日本の文人画は、中国の南宗画(文人画)を基に発展した絵画で、はじめ関西を中心に祇園南海や柳沢淇園らによって広められ、池大雅と与謝蕪村によって大成されました。その後、関西における文人画は岡田米山人や田能村竹田らによって展開していきます。一方、中山高陽によって江戸に伝えられ、関西より遅れて興った関東文人画は谷文晁によって確立されます。関東の文人画は、南宗画のほかに、北宗画や写生的要素が取り入れられており、渡辺崋山や椿椿山らによって多様な展開をみせました。
本展では、中国の文人たちの自由で高雅な生き方への憧れから、日本独自の変貌を遂げた江戸の文人画を紹介します。
池大雅、池玉瀾、中山高陽、谷文晁、岡田米山人ら文人画家の作品37点を公開!
会場情報
登録日:2012年4月7日