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工作少年、イメージの深海をゆく。
阿部典英のすべて展 TEN-EI ABE RETROSPECTIVE
会場
北海道立近代美術館
HOKKAIDO MUSEUM OF MODERN ART
会期
2012年4月7日(土)―5月6日(日)
展覧会概要
工作少年、イメージの深海をゆく。 阿部典英のすべて展 アベテンエイノスベテテン
TEN-EI ABE RETROSPECTIVE
工作少年、アベ・テンエイ
阿部典英は1939 (昭和14)年、札幌生まれ。1960年代初めに抽象絵画で注目され、前衛美術のグループに参加しながらゴム、メッキ、ウレタンなど工業的な素材を用いた立体作品を発表します。ついで木を素材に、黒鉛を塗り込めた彫刻やあざやかな彩色を加えたレリーフ、そしてインスタレーションへと制作を展開させました。実はこうした歩みの原点は少年時代にあり、美術家・阿部典英の奥底には今も工作少年の心が息づいているのです。
イメージは海から、創作は身近な素材と手法から
小学校に入る前から中学生になるまでの7年間、阿部典英が過ごしたのが北海道東島牧村(現・島牧村)でした。日本海に面したこの村で、阿部少年は生活のための家事労働を担うとともに、厳しくも恵みゆたかな自然を心に刻み込みました。当時親しんだ海の生き物たちは今も阿部典英にとって最もゆたかなイメージの源泉であり、また、戦後の物が乏しい時代であったがゆえに自分の手で生活や遊びの道具を工作した原体験が、身近な素材と手法によって立体を生み出す創造性につながっています。
自由な書から5メートルを超える新作まで、創造の深海を探る
本展では初期の絵画から新作の立体までの代表作とともに、ほぼ未発表の高校時代の自由な書、立体の制作と並行して描かれてきた素描などを展示します。既成の芸術に対する大胆な反抗と軽やかな遊びの心、力強い造形、そして自らの眼と手で素材とその扱い方を見出すという、もの作りの知恵と楽しさが魅力の阿部典英。その創造の海を深くまで探ります。
- 主催者
- 北海道立近代美術館・北海道新聞社
- 協賛・協力等
- 後援/札幌市・札幌市教育委員会 協力/JR北海道
- 休催日
- 月曜日(4月30日を除く)、5月1日(火)
- 開催時間
- 9:30AM ~ 5:00PM
- 入場は4:30PMまで
- 観覧料
- 一般1,000円(790)円、高大生600(480)円、小中生300(200)円
- *( )内は前売、団体、リピーター、ファミリー料金
前売券は道立近代美術館これくしょん・ぎゃらりい受付にて販売(2/21から4/6まで) 団体料金/10名以上の場合
リピーター料金/当館で開催した特別展観覧券の半券をご提示いただいた場合(三岸好太郎美術館で開催した「おばけのマ~ルと絵のふしぎ」展の半券もご利用いただけます)
ファミリー料金/ご家族で観覧の場合 - 展覧会ホームページ
- http://www.aurora-net.or.jp/art/dokinbi/exhi/special/12/abe.html
イベント情報
●オープニングトーク
4月7日(土)9:30~(約40分)
トーク:阿部典英 展覧会会場にて 要観覧料
●トーク&ジョークショー「走るブリキ男と工作少年、大いに語る」
4月14日(土) 14:00~16:00
トーク:秋山祐徳太子(美術家)、阿部典英 当館講堂にて(240席・先着順)参加無料
●ワークショップ「自由に、グランブルー!~深海を想像して描く~」(募集制)
4月28日(土) 13:30~16:30
講師:阿部典英 展覧会会場ならびに当館造形室にて 要観覧料
展覧会を作家や学芸員と一緒に観覧した後、海の底のようすや生き物を自由に想像して全員で描くワークショップです。大人も子どもも参加できます。定員50名。参加ご希望の方は011-644-6993 (阿部典英ワークショップ担当)まで。定員になり次第締め切り4月10日(火)募集開始。
●ギャラリーツアー(作品解説)
4月7日(土)、5月5日(土)、各日15:00~(約40分)
解説:当館学芸員 展覧会会場にて 要観覧料
●ギャラリートーク
4月21日(土)15:00~(約40分)
トーク:当館学芸員 展覧会会場にて 要観覧料
●オリエンテーション
団体(10名以上)で観覧する場合、ご希望に応じて展覧会の鑑賞前に15分程度の解説を行います。
お申し込みは011-644-6882 (事業課)まで。
会場情報
北海道立近代美術館 ホッカイドウリツキンダイビジュツカン
HOKKAIDO MUSEUM OF MODERN ART
- 会場住所
-
〒060-0001
札幌市中央区北1条西17丁目 - ホームページ
- https://artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp/knb
- 問い合わせ先
-
施設全般について: 011-644-6881
美術全般について: 011-644-6883
展覧会全般、団体観覧について: 011-644-6882
教育サービスについて: 011-644-6884
Fax. 011-644-6885
E-mail: kinbi.gyomu1@pref.hokkaido.lg.jp
テレフォンサービス: 011-612-7000
登録日:2012年2月25日