ID:32478
企画展
生誕100年
松本竣介展 MATSUMOTO Shunsuke:A Centennial Retrospective
そのとき画家は何を見つめていたのか
会場
世田谷美術館 1階展示室
SETAGAYA ART MUSEUM
会期
11月23日(金・祝)~2013年1月14日(月・祝)
展覧会概要
企画展
生誕100年 松本竣介展 マツモトシュンスケテン
MATSUMOTO Shunsuke:A Centennial Retrospective
松本竣介(1912-1948)は、昭和前期の近代洋画史に、一種独特の足跡を遺した画家でした。新しい時代の絵画を標榜しつつも、過激なだけの前衛性や画壇での政治的栄達には背を向け、あくまでも個としての自由を貫きとおした凛然たる表現者であったともいえるでしょう。戦時下、都会の一隅にあって時代の趨勢や生活者としての現実をきわめて冷静に見つめながら、同時に、絵画にみずからの生死を賭した彼は、わずか36歳という若さで病に倒れ夭逝してしまいました。しかし、その厳しくも清廉なる画家精神は、作品のなかに今なお息づいており、多くの人々を魅了しつづけています。
少年時代を過ごした盛岡で13歳のときに聴覚を失ってのち、画家になる決意を固めた竣介は、1929年に上京。以後の約20年間が、短いながらも起伏に富んだ竣介の画歴となりました。本展では、その画歴を大きく4つの章に分けて紹介します。二科展を舞台に頭角を現わし、都会の律動をさまざまに描き出していった前半期の作品。そして、大きな画風の変化を見せた1940-41年以後の後半期の作品群からは、謎めいた人物画や静まり返った風景画を。さらには敗戦後、他界する直前に着手した新たな画風まで、本展では、油彩・約120点、素描・約120点、スケッチ帖や書簡などの資料・約180点をもって、この不世出の才人・松本竣介の足跡をつぶさに振り返ります。
- 主催者
- 世田谷美術館(公益財団法人せたがや文化財団)/NHK/NHKプロモーション
- 協賛・協力等
- 制作協力=NHKプラネット東北
後援=世田谷区/世田谷区教育委員会 - 休催日
- 毎週月曜日[ただし12月24日(月祝)、1月14日(月祝)は開館、12月25日(火)は休館]および年末年始:12月29日(土)~1月3日(木)
- 開催時間
- 午前10時 ~ 午後6時
- 入場は午後5時30分まで
- 観覧料
- 当日(一般)1200円(65歳以上)900円(大高生)900円(中小生)500円
前売・団体(一般)960円(65歳以上)720円(大高生)720円(中小生)400円 - *団体は20名以上
*障害者の方は500円(介助の方1名までは無料)、大高中小生の障害者の方は無料
*主なチケット販売所=世田谷美術館、ローソンチケット(Lコード:38104)、セブン-イレブン(セブンコード:019-231)、イープラス
*11月22日(木)までは前売券を販売。会期中は当日券を販売 - 展示替え情報
- ※本展では前期(~12月16日)・後期(12月18日~)で素描等の展示替があります。
- 展覧会ホームページ
- http://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/exhibition.html
- 展覧会問合わせ先
- 03-5777-8600(ハローダイヤル)
イベント情報
講演会「松本竣介の生涯と作品」
日時:11月24日(土)
午後2時~3時30分[開場:午後1時30分]
講師:粟津則雄 氏(文芸評論家)
会場:世田谷美術館・講堂
定員:当日先着150名[午前10時より整理券配布]
聴講料:無料(手話通訳付)
対談「画家・竣介の実像、生活と芸術と」
日時:12月15日(土)
午後2時~3時30分[開場:午後1時30分]
話し手:中野 淳 氏(画家、俊介の後輩)
松本 莞 氏(建築家、竣介の次男)
聞き手:杉山悦子(当館担当学芸員)
会場:世田谷美術館・講堂
定員:当日先着150名[午前10時より整理券配布]
聴講料:無料(手話通訳付)
100円ワークショップ
どなたでも、その場で気軽に参加できる工作など
日時:会期中の毎土曜日[ただし、12月29日(土)を除く]
午後1時~3時
場所:世田谷美術館・地下創作室
参加方法:時間中随時受付
参加費:1回100円
会場情報
世田谷美術館 セタガヤビジュツカン
SETAGAYA ART MUSEUM
- 会場住所
-
〒157-0075
世田谷区砧公園1-2 - ホームページ
- https://www.setagayaartmuseum.or.jp/
- 問い合わせ先
- 03-5777-8600(ハローダイヤル)
登録日:2012年1月7日