ID:32298
特別企画展
日本人の愛した中国陶磁 龍泉窯青磁展 Longquan Ware: Chinese Celadon Beloved of the Japanese
会場
愛知県陶磁資料館 本館 第1・第2展示室
Aichi Prefectural Ceramic Museum
会期
2012年1月21日[土]~3月31日[土]
展覧会概要
特別企画展 日本人の愛した中国陶磁 龍泉窯青磁展 ニホンジンノアイシタチュウゴクトウジ リュウセンヨウセイジテン
Longquan Ware: Chinese Celadon Beloved of the Japanese
中国浙江省の西南部に位置する龍泉窯(りゅうせんよう)で焼かれた青磁は、鎌倉時代から室町時代にかけて莫大な量が日本に輸入されました。中でも上質な製品は「砧(きぬた)青磁」「天龍寺(てんりゅうじ)青磁」の名で愛され、今日でも数々の名品が伝世されて、国宝、重要文化財に指定されている作品も少なくありません。
また、日本だけでなく、高麗、琉球(現在の沖縄)、東南アジア、南アジア、西アジア、東アフリカなど広い地域に運ばれ、当時の最も上質なやきものとして世界中の人々に受け入れられたのです。
2006年に龍泉窯の中で最も品質の高い青磁を生産したことで知られる大窯村地区の楓洞岩(ふうどうがん)という地点で、明時代初期(14世紀末~15世紀初)に宮廷用の青磁を焼いた窯が発掘されました。ここでは、それまで謎とされてきた明時代の皇帝が使った龍泉窯青磁の生産の実像が明らかにされ、世界の考古学者、陶磁研究者、愛好家の注目を集めたのです。
本展覧会では、日本伝世の名品の数々と、龍泉・楓洞岩窯址の最新の出土品を併せて展覧し、龍泉窯青磁の美の世界とその発展史、日本とのかかわりなどについて探ります。
- 主催者
- 愛知県陶磁資料館・朝日新聞社・龍泉窯青磁展開催実行委員会
- 協賛・協力等
- 後援 在名古屋中華人民共和国総領事館・NHK名古屋放送局
愛知県教育委員会・愛知県高速交通株式会社
協力 浙江省文物考古研究所・浙江省博物館・龍泉青瓷博物館 - 休催日
- 毎週月曜日
- 開催時間
- 午前9時30分 ~ 午後4時30分
- 入館は午後4時まで
※1月21日[土]は開会式のため午前11時より - 観覧料
- 一般800円(640円) 高大生600円(480円) 中学生以下無料
- ※()内は20名以上の団体料金
※リニモ主要4駅(陶磁資料館南駅、藤が丘駅、八草駅、愛・地球博記念公園駅)の改札内スタンドに配置の割引チラシ持参の方は観覧料が2割引になります。
※身体等に障がいのある方および付き添いの方には割引制度があります。 - 展覧会ホームページ
- http://www.pref.aichi.jp/touji/002_2011s_exh/002_2011s_exh_ryusen/002_2011s_exh_ryusen.html
イベント情報
■国際シンポジウム「龍泉窯青磁の謎を探る」 3月24日[土]午後1時30分~4時/3月25日[日]午前10時~午後4時
講師:沈 岳明 氏(浙江省文物考古研究所 研究員)/秦 大樹 氏(北京大学 教授)/呉 秋華 氏(龍泉青瓷博物館 館長)
唐 俊傑 氏(杭州歴史博物館 副館長) 他 ※申し込み不要、参加費無料。ただし、資料代1000円。
■記念講演会「龍泉窯の新発見(仮称)」 3月31日[土]午後1時30分~3時
講師:楊 冠富 氏(龍泉青瓷博物館 副館長) ※申し込み不要、参加費無料。
■学芸員による展示解説
1月21日[土]・28日[土] 2月12日[日]・19日[日]・25日[土] 3月4日[日]・10日[土]・17日[土]
いずれも午後1時30分~1時間程度 ※申し込み不要、参加費無料。ただし、観覧券は必要。
■冬期講座「磁器の世界」第4回「日本人の愛した中国青磁」 1月22日[日]午後1時30分~3時 本館地下講堂
講師:森 達也(愛知県陶磁資料館 主任学芸員) ※申し込み不要、聴講無料。
会場情報
愛知県陶磁資料館 アイチケントウジシリョウカン
Aichi Prefectural Ceramic Museum
- 会場住所
-
〒489-0965
瀬戸市南山口町234 - ホームページ
- http://www.pref.aichi.jp/touji
登録日:2011年12月17日