夢二とともに Takehisa Yumeji in the Memory

川西英コレクション収蔵記念展 夢二とともに ユメジトトモニ

Commemorate of Acquisition: The Kawanishi Hide Collection Takehisa Yumeji in the Memory

このたび創作版画界の第一人者・川西英(かわにし・ひで/1894-1965)が収集し、大切に保管してきた作品・資料1100余点すべてが京都国立近代美術館に収蔵されたのを記念して、その全貌を紹介する展覧会を開催いたします。
この知られざる<川西英コレクション>は、大正から昭和にいたるもう一つの美術史を形成する貴重な作品群でしめられ、なかでも川西英と竹久夢二(たけひさ・ゆめじ/1884-1934)の交友の結晶として集められた夢二の作品がコレクションの三分の一をしめています。≪セノオ楽譜≫の表紙絵や装丁本はいうまでもなく、夢二に強い憧れを抱いた川西英だからこそ手に入れることができた初公開3点を含む肉筆画6点や夢二との交流を物語る書簡など、貴重な作品・資料が多数収められています。
このたびの展覧会は、これまでその全貌が明らかにされなかった<川西英コレクション>を、川西英が敬愛した竹久夢二の作品・資料を軸にしながら、代表作約600点によって構成いたします。さらに、竹久夢二伊香保記念館や宮城県美術館をはじめ、夢二作品を収蔵する美術館や個人蔵からも、ほとんど公開されたことのない油彩画や肉筆画も加え、近代美術史の脈絡のなかに竹久夢二を新たに位置づけるのも大きな見どころでしょう。そして川西英は、恩地孝四郎や村山知義ら同時代の先端にたつ表現者とも交流し、本コレクションにその痕跡が示されているのも見逃せません。こうした興味深い視点にも触れながら、本展覧会は以下の4章によって組み立てました。
Ⅰ……知られざる川西英、そして竹久夢二との出会い
Ⅱ……新しき「竹久夢二像」
Ⅲ……川西英、竹久夢二と「前衛」美術家たちの交流
Ⅳ……<川西英コレクション>のすべて
初公開作品が数多く含まれた<川西英コレクション>をとおして、美術家たちの若き息吹に触れていただきたいと思います。

主催者

京都国立近代美術館、NHK京都放送局、NHKプラネット近畿、毎日新聞社

協賛・協力等

協賛=大伸社

休催日

月曜日

開催時間

午前9時30分 ～ 午後5時

入館は午後4時30分まで

観覧料

当日 一般1200円 大学生800円 高校生400円
前売・当日団体 一般1000円 大学生600円 高校生200円

※中学生以下、心身に障害のある方と付添者1名は無料です(要証明)。
※当日団体は20名以上。
お得な前売り券は、2011年9月1日から11月10日まで期間限定発売。
会期中は当日券のみの発売となります。
[主なチケットの発売場所]……………チケットぴあ(Pコード:764-798)、CNプレイガイド、イープラス、ローソン(Lコード:53018)、ファミリーマート、サークルK・サンクス、セブン-イレブン、JTB各店舗

展覧会ホームページ

http://www.momak.go.jp/Japanese/exhibitionArchive/2011/389.html

展覧会問合わせ先

京都国立近代美術館:Tel.075-761-4111 http://www.momak.go.jp
テレホンサービス(展覧会のご案内):Tel.075-761-9900

●―記念講演会
11月19日(土)午後2時～
「竹久夢二―芸術家コロニーの視点から」
海野 弘(美術評論家)

●―特別解説会
12月3日(土)午後2時～
「川西英コレクションについて」
山野英嗣(京都国立近代美術館学芸課長)

*各日とも、京都国立近代美術館1F講堂(当日午前11時から整理券配布)、定員100名、聴講無料

京都国立近代美術館(岡崎公園内) キョウトコクリツキンダイビジュツカン

THE NATIONAL MUSEUM OF MODERN ART, KYOTO

会場住所

〒606-8344
京都市左京区岡崎円勝寺町

ホームページ

https://www.momak.go.jp/

問い合わせ先

京都国立近代美術館:Tel.075-761-4111
テレホンサービス(展覧会のご案内):Tel.075-761-9900