ID:3167

浮世絵展 広重・英泉【木曽街道六十九次】 秋の章

秋の章 美濃路、近江路、木曽路

会場

木曽路美術館

Kisoji Art Museum

会期

2001年10月13日~10月28日

展覧会概要

浮世絵展 広重・英泉【木曽街道六十九次】 秋の章 ウキヨエテン ヒロシゲ・エイセン【キソカイドウロクジュウキュウツギ】アキノショウ 秋の章 美濃路、近江路、木曽路

平成13年は中山道が制定されて400年にあたる年です。中山道は風光明媚な木曽路の名をとって、別名「木曽街道(海道)」と呼ばれていました。江戸時代、街道の整備によって浮世絵版画が非常に人気を集めました。
江戸の浮世絵師、歌川広重(1797-1858)と渓斎英泉(1790-1848)によって描かれた揃物《木曽街道六十九次》も、そうした世間の流行に沿って制作されました。東京は日本橋から、滋賀県・大津までの69の宿場を、2人の絵師が交代で描いたこの作品には、江戸時代の豊かで厳しい自然や、旅の様子、それにまつわる人間模様が生き生きと描かれています。旅に出られない人々は、このような風景版画を購入して見ることで、自宅に居ながらにして旅を楽しむ、いわばバーチャル・トラベルをしていたと考えられます。
今回の特別展では、当館所蔵の《木曽街道六十九次》を3期にわけて展示します。
第3期秋の章では木曽山間を抜けてから、最終地点・大津までの作品を展示します。それまでの起伏が激しく変化に富んだ山景色から、平野のなだらかな風景画多くなったことにより、絵師たちは作品の主題や構図に変化を持たせることに苦心したようです。
この間、英泉は2図しか筆を取っていませんが、その中の「河渡」(こうど)は英泉の作品の中でも名作と呼び名の高いものです。夕闇の中、鵜飼に勤しむ鵜匠の姿を明暗のコントラストを強く打ち出し、情緒豊かに描き出しています。
旅情豊かな江戸の風景を現代に生きる私たちも仮想体験し、歴史の変遷に想いを馳せる機会となればと考えます。

主催者
木曽路美術館
休催日
無休
観覧料
大人500円
高校・大学生300円
小・中学生200円
展覧会ホームページ
http://www.rest-kisoji.com公開は終了しています
展覧会問合わせ先
TEL.0264-52-2554 FAX.0264-52-3733

会場情報

木曽路美術館 キソジビジュツカン

Kisoji Art Museum

会場住所
〒399-5600
木曽郡上松町寝覚
更新日:2018年2月13日
登録日:2018年2月13日