ID:31597

茶の美の源流 唐物

会場

野村美術館

NOMURA ART MUSEUM

会期

2011年3月5日(土) ~ 2011年6月5日(日)

展覧会概要

茶の美の源流 唐物 チャノビノゲンリュウ カラモノ

茶の湯は16世紀初頭に成立したと考えられていますが、当初用いられていた掛物・花入・茶入・茶碗など茶道具のほとんどは唐物、つまり中国から請来された文物でした。やがて16世紀末に「侘数寄」の思想が確立するとともに、それら唐物の多くは茶道具から退けられ、代わって朝鮮半島産や日本産のものが多く用いられるようになります。しかしながら「侘数寄」の茶の湯からは退けられたとはいえ、唐物の多くは大名家をはじめとする武家階級のもとで大名道具として大切に保管されてきました。
江戸時代以降侘数寄の茶の湯では唐物が用いられることはほとんどなくなったとはいいながらも、侘数寄に用いる茶道具は唐物を念頭において選択され、あるいは作られたものであり、茶の湯の世界で唐物は常にその中心にある存在として意識されていたのです。ある意味では茶の美は唐物の存在があってはじめて成り立つものであり、茶の美の源流であるといってもよいでしょう。
今回の展示では、大名物・名物として大名家に伝来した唐物道具を展示し、茶の湯における唐物の意味を考え、その美しさを見ていただきます。

※期間中、展示替えを行います
【前期】3月5日(土) ~ 4月17日(日)
【後期】4月19日(火) ~ 6月5日(日)

休催日
月曜日(祝日の場合は翌日)
観覧料
大人700円、大高生300円、中小生200円
展覧会ホームページ
http://www.nomura-museum.or.jp/
展覧会問合わせ先
075-751-0374

会場情報

野村美術館 ノムラビジュツカン

NOMURA ART MUSEUM

会場住所
〒606-8434
京都市左京区南禅寺下河原町61
更新日:2010年12月8日
登録日:2010年4月9日