ID:31206
生誕100年「白洲正子 神と仏、自然への祈り」
会場
愛媛県美術館
THE MUSEUM OF ART,EHIME
会期
2011年1月29日(土) ~ 2011年3月6日(日)
展覧会概要
生誕100年「白洲正子 神と仏、自然への祈り」 セイタン100ネン「シラスマサコ カミトホトケ、シゼンヘノイノリ」
日本の古典美についての著作を数多く残した随筆家・白洲正子(1910-98)。樺山伯爵家の次女として生まれた彼女は、幼少時から能に親しみ、14歳で女性として初めて能舞台に立ちます。米国留学を経て19歳で白洲次郎と結婚、戦後は、青山二郎や小林秀雄らと交流しながら、骨董と文学の世界へ没入していきました。
昭和39年(1964)、東京オリンピックの喧騒に背を向けるように、54歳の正子は西国三十三カ所を巡礼の旅に出ますが、そこで日本古来の自然信仰を知ったことが、以後の執筆活動に大きな影響を与えました。その後も日本各地を訪ね、その道行きを記しながら、伝統的な美意識や神仏観を探求するという、独自の執筆スタイルを確立していきます。
白洲正子の生誕100年を記念して開催する本展では、『西国巡礼』『かくれ里』『十一面観音巡礼』などの紀行文や、『明恵上人』『世阿弥』などの評論の中で触れられる神仏像や美術工芸品を中心に、国宝7件、重要文化財35件を含む約100件の作品を、10のコーナーに分けて紹介します。会場では、作品に添えられた正子の言葉とともにご鑑賞ください。白洲正子の眼を通して、日本にとっての神と仏、自然への祈りを追体験していただければ幸いです。
- 主催者
- 「白洲正子展」実行委員会(愛媛県、あいテレビ)
- 休催日
- 月曜日 ※ただし、2/7は開館し、2/8(火)が休館
- 観覧料
- 大人1200円、高大生800円、小中生500円
- 展覧会ホームページ
- http://www.ehime-art.jp/
- 展覧会問合わせ先
- TEL:089-932-0010
会場情報
登録日:1999年5月12日