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第26回国民文化祭・京都2011記念展

『INNOVATION 革新 ―文化財保護意識の芽生えと莵道(うじ)の魅力再発見―』

会場

平等院ミュージアム鳳翔館

会期

2011年1月15日(土) ~ 2011年3月18日(金)

展覧会概要

第26回国民文化祭・京都2011記念展 ダイ26カイコクミンブンカサイ・キョウト2011キネンテン 『INNOVATION 革新 ―文化財保護意識の芽生えと莵道(うじ)の魅力再発見―』

本年、京都府全域を会場に「第26回国民文化祭・京都2011」が開催されます。その皮切りとして平等院では、文化を次世代に伝えていくために必要な「文化財修復」をこれまでにない新たな視座による展覧会を開催いたします。

明治時代は、急速な西洋化による華やかさの裏側で、維新や廃仏毀釈など文化財が荒廃していく時代でもあります。そのため文化財保護を目的として、明治30(1897)年に「古社寺保存法」が制定され、鳳凰堂が「特別保護建造物」に指定されました。同法による後押しを受けて鳳凰堂を積極的に護り伝えていこうと、明治35(1902)年5月から明治39(1906)年12月まで解体を伴う大修理が行われました。文化財を現在まで継承するためには、定期的に適切な修理が必要なのです。

本展では、今まであまり語られることのなかった鳳凰堂の明治修理に関連する資料を初めて一堂に会します。

これまでの修理とは全く異なる近代修理は、まさに文化のINNOVATION(イノベーション)です。

また廃仏毀釈などで廃れた宇治を復興しようと公募により風光明媚な宇治の地を描いた作品が多く集められました。景観を文化財として認識し、景勝地としての宇治の魅力と文化を護り伝えていこうとする、いわば文化的景観の最も早い試みといえます。

本展を通じて、文化の保護と保存継承・活用の意義などについて拝観者に問いかけます。

主催者
宗教法人 平等院
休催日
無休
観覧料
一般600円 中高生400円 小学生300円 (庭園を含む)
展覧会ホームページ
http://www.byodoin.or.jp
展覧会問合わせ先
電話:0774-21-2861 FAX:0774-20-6607

会場情報

平等院ミュージアム鳳翔館 ビョウドウインミュージアムホウショウカン

会場住所
〒611-0021
宇治市宇治蓮華116
更新日:2010年10月29日
登録日:2010年5月25日