ID:3084

「聖徳太子」展

会場

東京都美術館

TOKYO METROPOLITAN ART MUSEUM

会期

2001年10月20日(土) ~ 2001年12月16日(日)

展覧会概要

「聖徳太子」展 「ショウトクタイシ」テン

日本の古代史上に偉大な足跡を残した聖徳太子は、日本人にとってもっとも馴染みの深い人物であるとともに、広く崇敬の念を抱かせる先覚者であるといえましょう。太子は推古天皇の摂政として、新しい政治に取り組みつつ、遣隋使を派遣するなどして、外交面でも多大な成果を残しました。一方で学問にも熱心で、大陸の進んだ文化を積極的に摂取し、飛鳥文化の華を開かせました。とくに、当時の先進的な学問であった仏教には深い理解を示し、みずから「三経義疏」を著したのに加え、数多くの寺院を建立したのです。そこには眩いばかりの飛鳥文化が実を結び、現在でも私たちの憧憬の的となっています。
このたび、東京・大阪・名古屋で開催される「聖徳太子展」は、太子の活躍した飛鳥時代の美術工芸・考古資料の粋(第1部)を集めるとともに、太子の死後から現在に至るまで、連綿と続く太子信仰の所産である絵画・彫刻・工芸・書跡の名品(第2部)が、一堂に会するものであります。そのため展覧会は二部構成となり、二つの展覧会を同時に楽しめる機会となりましょう。今回、法隆寺や四天王寺をはじめ、太子にゆかりの深い多くの寺院などから格別のご配慮をいただき、国宝・重要文化財約90件を含むおよそ230件の文化財が出展されます。
新たなる世紀を迎えた今日、聖徳太子が古代国家の形成期に残した輝かしい業績は、私たちに大きな示唆を与えてくれるものと思われます。また千数百年にわたって信仰を集めてきた太子は、現在でも多くの日本人の心の拠り所となっています。この展覧会を通して、聖徳太子の生きた時代とその清華をふり返り、太子の偉業を偲ぶとともに、日本の未来を展望する機会となればと考えます。

主催者
東京都美術館/NHK/NHKプロモーション
休催日
月曜日
観覧料
一般1300円、学生1100円、小中高生600円
展覧会ホームページ
http://www.tobikan.jp/

会場情報

東京都美術館 トウキョウトビジュツカン

TOKYO METROPOLITAN ART MUSEUM

会場住所
〒110-0007
台東区上野公園8-36
ホームページ
http://www.tobikan.jp/
更新日:2010年3月8日
登録日:1999年3月31日