ID:30223
濱田庄司とその系列 その三
瀧田項一・瀧田史宇
会場
石洞美術館
SEKIDO MUSEUM OF ART
会期
2011年1月15日(土) ~ 2011年4月10日(日)
展覧会概要
濱田庄司とその系列 その三 ハマダショウジトソノケイレツ ソノ3 瀧田項一・瀧田史宇
濱田庄司(1894~1978)は、「民芸陶器」で昭和30年最初の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された、日本陶藝界に燦然と輝く巨星です。濱田庄司はその生涯に力強く気品のある魅力的な作品の数々を生み出しましたが、作品だけでなく、その指導を受けて多くの優秀な陶藝作家が巣立って行きました。
「濱田庄司とその系列」展は、当館のコレクションを形成した石洞翁・佐藤千壽(1918~2008)と親交のあった濱田庄司とその縁のある作家の作品を紹介する展示で、「その一」では濱田庄司の作品を中心に、濱田家三代の作品を紹介し、「その二」では、濱田庄司に師事し、平成8年に「民芸陶器(縄文象嵌)」で重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された島岡達三(1919~2007)の作品を展示致しました。
第3回となる本展では、瀧田項一(1927~)の作品を中心に展示致します。瀧田項一は、東京美術学校(現・東京芸術大学)で富本憲吉(1886~1963)に師事し、卒業後に濱田庄司のもとで3年間修行をつみ、陶芸の基礎を学びました。その後、陶芸家として独自の作品を生み出すべく、磁器の制作を志します。関東近郊で唯一磁土の採れる会津に移り、試行錯誤を繰り返しながら、他にはない磁器を生み出していきました。一般に「磁器」といえば、薄手で硬質なものをイメージしますが、瀧田項一の磁器は総じて厚くつくられ、温かみを感じさせる作品が特徴的です。
本展では、瀧田項一の作品20件および瀧田史宇の作品4件を中心に展示致します。
なお、「現代陶藝作家作品(後期)」展として、富本憲吉・河井寬次郎・加藤景秋・中川伊作・近藤悠三・塚本快示・上田恒次・加藤卓男・坂倉新兵衛(14・15代)・香月泰男(絵付)・田村耕一・小泉淳作・辻清明・辻協・吉田喜彦の作品を展示致します。
- 休催日
- 月曜日(祝日の場合はその翌日)
- 観覧料
- 大人500円、学生300円
※小学生以下(要引率者)・65歳以上の方・障害者手帳をお持ちの方は無料。
- 展覧会ホームページ
- http://sekido-museum.jp/
- 展覧会問合わせ先
- 03-3888-7520
会場情報
登録日:2008年3月10日