ID:29335

ロボットと美術

―機会×身体のビジュアルイメージ―

会場

島根県立石見美術館(島根県芸術文化センター「グラントワ」)

IWAMI ART MUSEUM

会期

2010年11月20日(土) ~ 2011年1月10日(月)

展覧会概要

ロボットと美術 ロボットトビジュツ ―機会×身体のビジュアルイメージ―

今日の日本では、産業や医療の現場から漫画・アニメ等のフィクションに至るまで、社会のあらゆる場面でロボットが重要な役割を果たしています。なかでも人の形をした「ヒューマノイド」は、美術をはじめとする諸芸術において身体の表現と結びつき、独自の展開をとげてきました。本展はロボットと美術とのかかわりの歴史を紹介し、その文化史的意義を問うものです。「ロボット」という言葉は1920年、チェコの文学者カレル・チャペックの戯曲『R.U.R.』において、初めて登場しました。その後、新しい芸術運動や科学技術と結びついたロボットは、20世紀初頭の文化を華やかに彩るスター的存在となります。ロボットは同時代の日本にも到来し、1924年には築地小劇場が『R.U.R.』を翻訳上演、1928年に開催された大礼記念京都博覧会には「學天則」というロボットが出品されました。戦後、ロボットは大衆文化において、なくてはならない存在となりました。ロボットをモチーフにした漫画やアニメは娯楽作品としてだけでなく、ヒューマニズムや、時に反体制的なテーマも扱う、深く重厚な物語にまで発展しました。そうしたロボットのイメージは、現代の様々な分野における研究者やクリエイターに大きな影響を与えています。
本展は、20世紀に生み出された「ロボット」をメインモチーフとしてとりあげることにより、科学技術と芸術、そして私たちの身体観の相互的な結びつきを明らかにしようとする試みです。

主催者
島根県立石見美術館、朝日新聞社、日本海テレビジョン放送株式会社
休催日
火曜日(11/23は開館)、11/24、12/28~1/1
観覧料
一般1000円、大学生600円、小中高生300円
展覧会ホームページ
http://www.grandtoit.jp
展覧会問合わせ先
島根県芸術文化センター「グラントワ」 Tel.0856-31-1860

会場情報

島根県立石見美術館(島根県芸術文化センター「グラントワ」) シマネケンリツイワミビジュツカン(シマネンケンゲイジュツブンカセンター「グラントワ」)

IWAMI ART MUSEUM

会場住所
〒698-0022
益田市有明町5-15
ホームページ
https://www.grandtoit.jp/museum/
更新日:2010年10月19日
登録日:2005年12月27日