ID:28948

知ることとは愛すること 田淵行男写真展

会場

武蔵野市立吉祥寺美術館

Kichijoji Art Museum

会期

2010年8月7日(土) ~ 2010年9月12日(日)

展覧会概要

知ることとは愛すること 田淵行男写真展 シルコトトハアイスルコト タブチユキオシャシンテン

日本を代表する山岳写真家・田淵行男(1905-1989)は、大山を臨む鳥取県黒坂村(現日野町)の豊かな自然に生まれ育ち、昆虫採集に熱中する少年時代を過ごしました。特に蝶の美しさに魅かれ、入念な観察と繊細な表現によってその姿を描く「写蝶」によって、高山蝶研究に取り組む礎を築き、後に『ヒメギフチョウ』や『高山蝶』を著すなど、博物学者押して多きな功績を残しています。
田淵は戦前戦後の物資難な状況の中、自作の写真帳『山のアルバム』を制作。これがきっかけとなり、1951年に『アサヒカメラ臨時増刊号 田淵行男山岳写真傑作集』が発行されると、当時の評論家らがその独自性を称賛し、写真家として認められるようになりました。山の雄姿、幻想的な光景、可憐に咲く花、そこに生きる小さな生命…、田淵行男の山岳写真は自然の持つ多様な側面を余す所なく伝えてくれます。
疎開をきっかけに東京から安曇野へ移り住んでからは、安曇野の自然に触れる中で、戦後の観光開発や農業生産増進が、豊かな生態系を損ない、安曇野の風景を変えていくことを憂いて、生態系の保全、環境保護に向けていち早く警笛を鳴らしました。作品集『安曇野』には、晩年の田淵による古き良き安曇野が収録されています。
本展は、田淵行男記念館の所蔵する73000点にのぼる作品・資料から選出した約60点により、田淵氏の活動の一端をご紹介します。

主催者
武蔵野市立吉祥寺美術館
休催日
8/25
観覧料
100円 ※小学生以下・65歳以上・障害者は無料
展覧会ホームページ
http://www.musashino-culture.or.jp/a_museum/index.html
展覧会問合わせ先
0422-22-0385

会場情報

武蔵野市立吉祥寺美術館 ムサシノシリツキチジョウジビジュツカン

Kichijoji Art Museum

会場住所
〒180-0004
武蔵野市吉祥寺本町1-8-16 FFビル(コピス吉祥寺A館)7階
ホームページ
https://www.musashino.or.jp/museum/
更新日:2010年5月14日
登録日:2003年2月14日