ID:28894
荻原守衛没後100年記念「新宿中村屋サロンの美術家たち」
-生命の芸術表現と思潮-
会場
碌山美術館
ROKUZAN ART MUSEUM
会期
2010年7月24日(土) ~ 2010年8月29日(日)
展覧会概要
荻原守衛没後100年記念「新宿中村屋サロンの美術家たち」 オギワラモリエボツゴ100ネンキネン「シンジュクナカムラヤサロンノビジュツカタチ」 -生命の芸術表現と思潮-
本年は、日本近代彫刻の先覚者荻原守衛(碌山)が亡くなってから100年を迎える記念の年になります。
1910年4月、新宿中村屋の居間で荻原は午前中新宿角筈のアトリエで彫刻の制作をし、午後になると在郷時代から親しい先輩の相馬愛蔵と黒光夫妻の経営するパン屋新宿中村屋の店で過ごすのが日課になっていました。おのずと荻原を訪ねて来る友人や新聞・雑誌記者たちは、中村屋の二階の居間で会うことになりました。それが常となり、荻原守衛の友人たちや「生命の芸術」に共鳴した若い美術家たちが中村屋に集まりました。
荻原の没後は、相馬夫妻と遺族が相談してアトリエを店の裏に移築改装し作品を展示しました。そこを「碌山館」と称して美術を学ぶ学生たちに公開するなど世界的にも稀有な個人美術館を開館しました。また、中村屋の隣に荻原が建築監督を務めた画家柳敬助のアトリエがあり、引き続き中村彝がそこで制作を続けると、親友の中原悌二郎等も足繁く通いました。相馬夫妻は一商人の事業を通して社会に貢献したいとの考えがあり、芸術・文化への理解のほかに人道支援を深めていきます。その活動の中で中村屋に集った芸術家や文化人のグループは「中村屋サロン」と称されるようになりました。
本展は荻原守衛没後100年を記念して、「新宿中村屋サロン」に集った美術家たちの生命感と浪漫性に溢れた作品を通して、近代美術史上における生命の芸術を紹介しその思潮を検証するものです。
- 休催日
- 無休
- 展覧会ホームページ
- http://rokuzan.jp/
- 展覧会問合わせ先
- Tel. 0263-82-2094 Fax. 0263-82-9070
会場情報
碌山美術館 ロクザンビジュツカン
ROKUZAN ART MUSEUM
- 会場住所
-
〒399-8303
安曇野市穂高5095-1 - ホームページ
- http://www.rokuzan.jp/
- 問い合わせ先
- 0263-82-2094
登録日:1999年3月31日