ID:28522

ネイチャー・センス展:吉岡徳仁、篠田太郎、栗林 隆

日本の自然知覚力を考える3人のインスタレーション

会場

森美術館

MORI ART MUSEUM

会期

2010年7月24日(土) ~ 2010年11月7日(日)

展覧会概要

ネイチャー・センス展:吉岡徳仁、篠田太郎、栗林 隆 ネイチャー・センステン:ヨシオカトクジ、シノダタロウ、クリバヤシ リュウ 日本の自然知覚力を考える3人のインスタレーション

冬から春へ、夏から秋へと季節が巡ることを、私たちは気温や風景だけでなく、例えば風の匂いや太陽の光などから感じます。現在の日本では、国土の数パーセントの都市部に人口の三分の二以上が住んでいると言われていますが、それでもなお私たちの身体は自然の存在を感じています。
温帯性の気候や島国の複雑な地形によって、我が国では独自の自然環境が育まれ、それは古来の宇宙観や宗教観とも繋がって、この国で生まれる文化や芸術に少なからぬ影響を与えてきました。「ネイチャー・センス展:吉岡徳仁、篠田太郎、栗林 隆」では、都市化、近代化の進んだ現代生活において、自然を知覚する潜在的な力(ネイチャー・センス)や日本の自然観について考え、それが現代の美術やデザインにどのように活かされているのかを問いかけます。国際的に活躍する吉岡徳仁、篠田太郎、栗林隆の3人のアーティスト/デザイナーは、しばしば雪、水、風、光、星、山、滝、森といった自然現象や非物質的あるいは不定形の存在を捉え、それらを作品に抽象的かつ象徴的に投影しています。彼らの自然観が人為と対抗する自然としてのネイチャーよりも、むしろ人間を含む森羅万象、天地万物というユニバース、コスモロジー(宇宙観)に近いことは、そのような自然観が現代の私たちの記憶や遺伝子に脈々と継承されていることを示唆します。3人の新作を中心に構成される本展では、作品や空間を体感するスケール感のあるインスタレーションによって、私たちのネイチャー・センスの覚醒を試みます。

主催者
森美術館
休催日
無休
観覧料
一般1500円、高大生1000円、子供(4歳~中学生)500円
展覧会ホームページ
http://www.mori.art.museum
展覧会問合わせ先
TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)

会場情報

森美術館 モリビジュツカン

MORI ART MUSEUM

会場住所
〒106-6150
港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53F
ホームページ
https://www.mori.art.museum/jp/index.html
問い合わせ先
03-5777-8600(ハローダイヤル)
更新日:2010年10月22日
登録日:2003年11月14日