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杉本博司 アートの起源 科学

会場

丸亀市猪熊弦一郎現代美術館

Marugame Genichiro-Inokuma Museum of Contemporary Art

会期

2010年11月21日(日) ~ 2011年2月20日(日)

展覧会概要

杉本博司 アートの起源 科学 スギモトヒロシ アートノキゲン カガク

丸亀市猪熊弦一郎現代美術館では、2010年11月から1年間にわたって4つの杉本博司展を開催します。1970年代半ばより写真家として活動を始めた杉本の、考え抜かれたコンセプトと最高の技術によって生み出された作品は、世界中の人々を驚かせ、絶賛されてきました。この突出した才能を持つ杉本の芸術をご紹介するにあたり、今回、一人の作家について内容の異なる展覧会を次々と開催するという、まったく新しい試みに取り組みます。優れた作品を脈々と制作してきた杉本だからこそ可能となったこの度の企画は、新作を含む作品を「科学」、「建築」、「歴史」、「宗教」の4つのキーワードで分類し、その全貌を明らかにしようとするものです。1年間、連続する展覧会は過ぎもとの作品世界の起源を知るものであると同時にアートの起源、ひいては人間の意識の起源をも辿るものとなります。
また、杉本が自身の制作を触発するものとして集めてコレクションも作品とあわせて展示します。この二つをともに見ることによって、起源を辿る道はさらに大きく私たちの前に開かれることでしょう。
第1回目の展覧会では「科学」的精神に迫ります。人間は自然を畏れつつも近づき、解き明かそうとしてきました。杉本も、マイケル・ファラデーやフォックス・タルボット、アイザック・ニュートンら先人の影響を受け、さまざまな観測や実験を自ら工夫し入念に行っています。そこから生み出された作品群は、事象の根源に迫るとともに、原始的なダイナミズムをたたえています。人間の科学的好奇心そのものが凝縮されているとも言えるこれらの作品によって、見る人は身体の奥底に眠る自然への畏怖を呼び覚まされることとなるでしょう。

主催者
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、財団法人ミモカ美術振興財団
休催日
12月25-31日
観覧料
一般950(760)円、大学生650(520)円、高校生以下・丸亀市在住の65歳以上・障害者手帳をお持ちの方は無料
※( )内は前売及び20名以上の団体料金
※11月23日は開館記念日のため観覧無料
展覧会ホームページ
http://mimoca.org
展覧会問合わせ先
TEL : 0877-24-7755 FAX : 0877-24-7766

会場情報

丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 マルガメシイノクマゲンイチロウゲンダイビジュツカン

Marugame Genichiro-Inokuma Museum of Contemporary Art

会場住所
〒763-0022
丸亀市浜町80-1
ホームページ
https://mimoca.org
更新日:2010年12月14日
登録日:1999年3月31日